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東電福島担当特別顧問に就く 石崎芳行氏インタビュー

6/14(水) 9:15配信

福島民報

 東京電力福島復興本社代表を今月末で退き、福島担当特別顧問に就く石崎芳行氏(63)は13日までに福島民報社のインタビューに応じた。福島県や県議会などが求めている福島第二原発の廃炉の見通しについては未定とする一方、「新代表らと連携し、引き続き福島の復興に向け責任を果たす」と強調した。

■「復興へ責任果たす」

 -福島第二原発の廃炉は、いつ判断するのか。
 「見通しを示さないといけないが、現実的には未定だ。国のエネルギー政策などを踏まえ会社として判断する必要がある。東電の新体制の大きな課題だと思う」
 -今年1月の本紙インタビューで広瀬直己社長は再稼働の可能性を明確に否定しなかった。
 「再稼働しようにもできる状態ではない。海側の再循環ポンプなど発電設備は被害を受けたままで、さびも激しい。新規制基準もある中で難しいだろう。再稼働するつもりではないか、と言われても、現状を見てくださいと(思う)」
 -県民が福島第一原発の廃炉作業の現場を見る機会を増やす考えはないのか。
 「昨年度は1万人以上が視察に訪れたが、段階的に倍ぐらい受け入れられるよう計画している。視察センターの機能を強化し、社員一人一人の説明能力を高めていく」
 -復興本社代表を4年半務めた。
 「県民の信頼回復に取り組んだ。延べ34万人の東電社員が福島に来て、一時帰宅する方の家の片付けや草刈りの手伝いをさせていただいた。組織としての東電は絶対に許さないが、社員個人は信頼できる、などの言葉を掛けられるようになったのはうれしい」
 -福島担当特別顧問として引き続き福島に常駐するが、どのような役割を担うのか。
 「肩書が変わってもやることは今までと変わらない。新代表、執行役副会長として福島統括を担当する広瀬と連携し、福島の復興に向けて責任を果たしていく」

福島民報社

最終更新:6/14(水) 14:22
福島民報