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舘ひろし、黒木瞳と初夫婦役!主演映画「終わった人」でダサイ夫に

6/14(水) 5:00配信

サンケイスポーツ

 俳優、舘ひろし(67)と女優、黒木瞳(56)がW主演映画「終わった人」(来年公開、中田秀夫監督)で22年ぶりに共演することが13日、分かった。作家、内館牧子さん(68)の同名小説が原作で、2人が夫婦役でハートフルな大人のコメディーを演じる。ダメ夫役の舘は「30年間演じた刑事を定年退職して、再就職先を探していました。新しい舘ひろしをごらんいただけるのでは」と、昨年シリーズが終了した「あぶない刑事」以来の映画に気合が入っている。

 ドラマと映画の通算65本目となる主演作「終わった人」で、舘が“人生最高のダサイ男”に挑む。

 原作小説は2015年9月に出版して以降、18刷で15万部を記録したベストセラー。「リング」などのホラー映画で知られる中田秀夫監督(55)が昨年春に原作小説を読んで感銘を受け、自ら配給元の東映に企画を持ち込み映画化が実現した。

 物語は、東大卒で大手銀行のエリート街道から転落し、仕事に未練を残したまま定年を迎えた夫、田代壮介が、もがき苦しみながらも居場所を見つけていく姿を描く。

 1986年にテレビドラマシリーズが始まり、昨年1月に映画で完結した「あぶない刑事」にからめて舘は「30年間演じた刑事を定年退職して、再就職先を探していました。『あぶない刑事』と対極のものをやりたいと思っていた」と明かし、昨年夏、ハーレーダビッドソンに乗ってショットガンをぶっ放す刑事とは真逆のダメ男、壮介役を快諾した。

 夫にあきれながらも根底で繋がり合う心優しい頑固妻、千草役は、舘とドラマで3度の共演があり、今回初めて夫婦を演じる黒木。96年放送のテレビ東京系「無影燈」以来、22年ぶり、映画では初共演だが、舘は「現場でのたたずまいや度胸が“女優”と呼べる数少ない1人」と絶賛した。

 一方の黒木も「20代からご一緒しているので、安心感は半端ない。懐に飛び込み撮影に臨みたい」と舘へ全幅の信頼を寄せる。

 7月1日から東京都内で本格的な撮影に入り、8月上旬のクランクアップ予定。桜の開花に合わせた4月下旬、岩手・盛岡市で重要なシーンを先に撮影した中田監督は「2人の空気感に、ほれ込みながら撮っていました」と、早くも手応え十分だ。

 同作を“再挑戦”と位置づける舘は「見終わったとき、少しだけ未来が見える、実は終わっていない、ということが伝われば」と“終わらない”人生と夫婦の形を黒木とつむいでいく。