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北朝鮮、拘束中の米国人1人を解放

6/14(水) 10:07配信

産経新聞

 【ワシントン=黒瀬悦成】ティラーソン米国務長官は13日の上院外交委員会の公聴会で、北朝鮮に拘束されていた米バージニア大の学生、オットー・ワームビア氏(22)が解放されたことを明らかにした。米メディアによると、ワームビア氏はボツリヌス菌による症状で1年以上も昏睡状態にあるという。

 ロイター通信によると、北朝鮮当局者は今年5月、ノルウェーのオスロで米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表と非公式に接触した際、北朝鮮が拘束中の米国人4人に関し、北朝鮮に在外公館を置くスウェーデン政府の当局者が面会することを認めた。

 ところが6月6日、北朝鮮の国連大使はユン氏をニューヨークに呼んでワームビア氏の容体を伝達。ティラーソン国務長官はトランプ大統領と協議の上、ユン氏を医療班とともに平壌に派遣し、13日にワームビア氏を国外に搬送した。

 一方、平壌には米プロバスケットボールNBAの元スター選手、デニス・ロッドマン氏が13日から訪れており、同氏がワームビア氏の解放で何らかの役割を果たした可能性もある。

 観光ツアーで平壌を訪れたというワームビア氏は16年1月、プロパガンダ用ポスターを盗もうとして当局に拘束され、同年3月に「敵対行為」で労働教化刑15年の判決を受けた。その後体調を崩し、昏睡状態に陥ったとしている。

 北朝鮮にはなお3人の米国人が拘束されている。

最終更新:6/14(水) 10:07
産経新聞