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【WRC】シトロエン、ミークに代わりミケルセンを次戦ポーランドで起用

6/14(水) 7:36配信

motorsport.com 日本版

 シトロエンは次戦ポーランドの布陣について、レギュラードライバーであるクリス・ミークを欠場させ、その代わりとしてアンドレアス・ミケルセンを起用することを発表した。

【動画】ミークが優勝したラリー・メキシコのハイライト

 今季からWRCに参戦復帰したシトロエンのエースドライバーとして戦うミークだが、開幕から安定性を欠いている。ミークはラリー・メキシコでは優勝を果たし、先週行われたラリー・イタリアでもイベント中盤までリードしていたが、モンテカルロ、スウェーデン、アルゼンチンに引き続き、横転を喫してしまった。

 ミークとコ・ドライバーであるポール・ナグルは、今季たったの27ポイント(メキシコで25ポイント、スウェーデンのパワーステージでの2ポイント)しか獲得しておらず、現在10番手に位置している。ポイントリーダーであるセバスチャン・オジェに114ポイント差、さらにチームメイトのクレイグ・ブリーンにも16ポイント差つけられている。

 シトロエンのチーム代表であるイブ・マットンは、今回の発表について次のように述べている。

「今季、失望させられるような結果が続いているため、我々はクリス・ミークに対し、次戦では一歩引いてくれと頼んだ」

「クリスはその提案がチームにとって最善の利益になると考え、受け入れた。彼が理解を示してくれたことに感謝したいと思う」

「この”休憩”は、彼にとって良い充電期間になるだろう。ラリー・フィンランドを迎える前に息抜きをして、プレッシャーから解き放たれるのだ」

「昨年のフィンランドで彼は完璧なパフォーマンスを発揮し、優勝を果たしている。彼が強くなって戻ってきてくれることを期待している」

 またマットンは、今回の特別編成によって始まるミケルセンとの仕事を、今後も継続させたいと考えているようだ。

 ミケルセンは、2016年末にWRC参戦から撤退したフォルクスワーゲンのドライバーの一員であったが、唯一WRCシートを獲得することができなかった(セバスチャン・オジェはMスポーツ、ヤリ-マティ・ラトバラはトヨタに移籍した)。結局ミケルセンは、今季WRC2クラスに戦いの場を移し、シュコダでスポット参戦することとなった。

 しかし、かねてよりWRCシートを獲得することを熱望していたミケルセンは、前戦ラリー・イタリアでシトロエンから参戦することが叶った。ステファン・ルフェーブルのマシンを借用し、ミークやブリーンとともにイベントに挑んだミケルセンは、慣れないシトロエンC3に適応し、パンクなどのトラブルに見舞われながらも、チーム内で最高位である総合8位に入賞した。

「このラインアップにより、アンドレアスとの関係を継続することができる」とマットンは語った。

「イタリアは参戦というよりも、テストのようなものだった」

「前戦でトップランナーたちに近い走りを学習した彼は、ポーランドでその実力を発揮するチャンスを得る。さらに彼は昨年のポーランドで勝利しており、そのイベントを得意としている」

 シトロエンとミークの関係は、2013年の中旬からスタートした。その年、シトロエンからWRC2クラスにスポット参戦していたミークだが、いずれのイベントもクラッシュしていた。しかし翌年のシトロエンのレギュラーシートを獲得し、その1年後のアルゼンチンでWRC初勝利を決めた。

 2016年にシトロエンがWRC参戦に向け本腰を入れて準備を行う間、そのサテライトチームからWRCにスポット参戦していたミークは、ポルトガルとフィンランドで優勝を果たしている。

Jack Benyon