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長与小のイチョウとマキ 危機 移植後に立ち枯れ 地域住民ら心痛める

6/14(水) 10:46配信

長崎新聞

 長崎県西彼長与町立長与小(松尾克久校長、918人)のシンボルとして長年親しまれてきたイチョウの木とマキの木が、立ち枯れの危機を迎えている。校舎新築とグラウンド整備に伴う2014年2月の移植作業の影響とみられ、葉を落とした姿に地域住民らが心を痛めている。

 同校OBで近くに住む川口美人さん(85)によると、同校を撮影した戦前の古い写真にイチョウとマキの木が写っており、マキは樹齢100年を超すとみられる。イチョウは40年ほど前に枝を伐採した影響で枯れたが、同じ場所に2代目のイチョウが植えられ、再び大きく茂った。

 2本の木はもともと校舎の中庭にあったが、校舎新築とグラウンド整備に伴い、クレーンでグラウンドの隅に運んで移植。しかし、うまく根づかず、次第に樹勢を失った。枝を剪定(せんてい)したり活力剤を注入したりしたが効果がなく、同校によると、現在、イチョウは枯死状態。マキは葉が茶色に変色している。

 児童から「まっきー」「いっきー」とニックネームで呼ばれるほど親しまれてきた2本の木。川口さんは「卒業生が今の状態を知ると残念に思うだろう」と寂しそうに話す。松尾校長は「イチョウは次の代へと植え替えを検討中。マキは様子を見ているところ。長与小のシンボルなのでこれからも大事にしたい」としている。

長崎新聞社

最終更新:6/14(水) 10:52
長崎新聞