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スパイダーマンやアベンジャーズで知られる「MARVEL」ヒットの秘密

6/14(水) 12:30配信

TOKYO FM+

中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。6月12日(月)の放送では、現在六本木ヒルズで「マーベル展 時代が創造したヒーローの世界」を開催しているMARVELの人気のヒミツについて、映画評論家の尾崎一男さんに話を伺いました。

スパイダーマンやアベンジャーズなど、日本でもおなじみのキャラクターを生み出してきたMARVELですが、もともとはアメリカのコミック出版社です。1939年の発足以来、今日まで数多くのコミックスを出版するとともに、2008年からは映画の制作にも着手し、たくさんのヒット作を手掛けてきました。

現在開催中の「マーベル展 時代が創造したヒーローの世界」では、そんなMARVELの歴史を原画やコミックスで紐解く展示があったり、映画の小道具や衣装を見ることができたり、さまざまなグッズやコラボメニューも用意。さらには数多くのヒーローの大きなフィギュアも設置され、そこではSNS映えする写真が撮れるとあって人気を博しています。
会期は6月25日(日)までとなっていますが、すでに動員数は20万人を突破。子どもから大人まで、男女問わず幅広い層から支持を獲得し、リピーターも続出中だとか。その理由について尾崎さんは、「やはりみんなヒーロー願望というか、ヒーローに対する憧れが強いのと、あとはキャラクターがみんな立っていますからね。そこにみんな惹かれるんじゃないかと思います」と解説していました。

日本でも着実に浸透してきたMARVELですが、そのきっかけは映画展開が大きいと尾崎さん。2008年公開の「アイアンマン」を皮切りに、「インクレディブル・ハルク」や「キャプテン・アメリカ」、さらには「マイティ・ソー」など単体のヒーロー映画を作りつつ、2012年にはそのスーパーヒーローたちが一堂に会するオールスター映画「アベンジャーズ」を制作。これが世界的に大ヒットしたことで日本でも一気に知名度があがったと尾崎さんは話します。
しかも、男女問わず愛されているのも人気の秘訣で、実際パーソナリティの高橋もMARVEL好き。まわりにもハマっている女性は多いそうです。「キャラクター的にいろいろな展開をしているので、なかには女性受けするキャラクターもいたりする」と尾崎さんが言うように、MARVELのキャラクターは多様性に満ちていることで誰かしらに感情移入できるのも大きな魅力のようです。

また、ビジネス的にもMARVELを取り巻く環境は以前とは大きく変化しています。
もともとは権利を売って映画会社に映画にしてもらう立場だったところ、2008年からは自社で映画を制作。そして、その展開の中でMARVELはディズニーの傘下にも入りました。その経緯についてはいろいろな噂があったそうですが、映画制作やキャラクタービジネス、ライセンスを管理していくうえで、ディズニーには確固としたノウハウがあるだけに、それが大きなターニングポイントになったそうです。
ちなみに、ディズニーは「スターウォーズ」で知られるルーカスフィルムも2012年に傘下に収め、いまや大ディズニー帝国ができあがっていると尾崎さん。

最後にMARVELの今後の注目作品について、尾崎さんは8月11日公開予定の「スパイダーマン ホームカミング」をピックアップ。本来「スパイダーマン」の映画の権利はソニーが持っているのですが、今回はそれを調整して制作。なんでも、「アベンジャーズ」の世界観の中にスパイダーマンが入ってきているそうで、その垣根を超えた感覚がスゴいと尾崎さんは言います。「(劇中には)アイアンマンが出てきますからね。今後スパイダーマンもアベンジャーズに絡んでくるので、そういう意味では幅広い展開を予感させますよね」と期待を寄せていました。

(TOKYO FM「クロノス」2017年6月12日放送より)

最終更新:6/17(土) 11:56
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