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村議補選、立候補なし 選挙後の欠員は初めて 北海道中札内村

6/14(水) 14:30配信

十勝毎日新聞 電子版

 13日に告示された北海道中札内村議会議員の補欠選挙(定数1)は、同日午後5時の締め切りまでに立候補の届け出がなかった。再選挙は行われず、村議会(定数8)は2019年4月末の任期満了まで欠員1の状態が続く見通し。選挙を経て欠員が出たのは、1947年の同村議会発足後初めて。

 補選は村長選に立候補した村議の辞職(5月26日)に伴うもの。村選管は、直近で村長選がある場合に村議の補選実施を規定する公職選挙法に沿って、6月2日に実施を決めた。

 当初は15年の前回村議選で落選した元村議の出馬が有力視されていたものの、見送ったため、村長選に臨む両陣営が村議の立候補予定者説明会に出席するなど候補者の擁立を模索。2年後の任期満了を見据え、複数の村議が事実上の後継候補探しに動いたものの、擁立には至らなかった。

 高橋和雄議長は「村長選の両陣営に村議補選の候補擁立を求めてきたが残念」とした上で、「議会への関心の低さも要因の一つ。議会が村民に必要だと感じてもらえる情報の発信が必要だ」と語った。また、村議経験者からは「補選の実施決定から告示まで期間が短かった」との声もある。

 公選法の規定では、定数の6分の1を超える欠員が生じた場合でなければ、再度の補欠選挙は行われない。20日開会の村議会定例会で、空席の議会広報特別委員長など委員会構成について対応を協議する予定。

 管内の市町村議会で選挙や補選を実施し、立候補者数が定数を下回って欠員が生じたのは、11年の池田町と15年の浦幌町議会以来。

 現時点で欠員が生じている管内の議会は、浦幌町(定数11、欠員1)、体調不良で先に議員が辞職した豊頃町(定数9、欠員1)と中札内村。浦幌では議会で議員のなり手不足をテーマに議論し、議員報酬の見直しなどを検討している。

 なり手不足を念頭に、芽室では15年に会議時間など議員の活動量に応じた基準を設けて議員報酬の増額を図ったほか、鹿追でも増額の動きがある。

 なお、道内では2013年の士別市議補選(定数1)で立候補者がいなかった例がある。(深津慶太)

十勝毎日新聞