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改名、舞台降板、夜のバイト―石橋貴明の娘・石橋穂乃香、紆余曲折を経てその後…!?

6/14(水) 21:10配信

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石橋穂乃香。とんねるず・石橋貴明と彼の前妻との娘ですが、久しぶりのその名を聞いた方も多いかもしれません。最近、彼女はある話題でネットニュースを賑わせました。4月に放送されたテレビ番組で「会員制のスナックでアルバイトしながら女優活動をしている」と、明かしたのです。

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もし貴さんの娘とは知らず、デートにでも誘おうとしたお客さんが、この放送をテレビで見ていたら、さぞかし驚いたことでしょう。同番組で競演した次長課長の河本準一に対して、「来てくれたことありましたよね?」と悪気なく確認している場面は、ちょっとした恐怖すら感じさせました。

“戦国期”と言われるほど、多くの2世タレントが活躍している芸能界ですが、そもそも夜のお店でアルバイトをしている人はなかなかいないのでは? そんな異色の存在である彼女のキャリアを振り返ってみると、これがまた珍しいものでした。

出自を明かさずに芸能界デビュー

雑誌、CMなどで活動していた石橋は、父親のことを告げずに受けた映画のオーディションに合格し、日米韓合作映画『The Harimaya Bridge はりまや橋』(2009年)で本格的に女優デビュー。出自を明かさなかった理由は「父に芸能界入りを反対されたから」とのことですが、それだけではないと邪推されます。

芸能界で勝負したい女優としての気持ち、父親に迷惑をかけてはいけないという娘の引け目。名字のない「穂のか」という当時の芸名には、そんな気持ちが込められていたのではないでしょうか。

舞台降板騒動、そして「石橋穂乃香」へ

人生には誰にでも転機が訪れますが、彼女の場合は3年前。芸名を「穂のか」から本名の「石橋穂乃香」に変えました。その頃の石橋は、ヒロインとして出演が予定されていた舞台『タクシードリーマーズ~あったかハートに夢のせて~』を降板し、後に作品の上演自体も中止。そんな状態から復帰しての改名だったのです。

最新作で父譲りのコメディセンスを発揮!?

芸能界では使いたくなかった「石橋」という本名を“2世の称号”ではなく、偉大な父親に向き合うための神器として使った彼女。そう思わせる要因の一つが、主演映画『箱入娘面屋人魚』(6月17日公開)です。江戸時代の作家・山東京伝の戯作をベースにしたこのコメディ映画で、石橋は人魚を演じています。

宮川一朗太演じる漁師の平次の網にかかった人魚は、動揺する平次をしり目に「人魚と申します。怪しいものではございません」と毅然と言い放ちます。奇想天外のシチュエーションにもかかわらず、当たり前のような顔をする人魚。石橋の演技が生む、妙なギャップにくすりとさせられてしまう一幕ですが、“笑い”という部分で偉大な父に寄せた彼女の心中には、大きな覚悟があったのではないでしょうか。

異例の経歴とセンスで、群雄割拠の2世タレント界でひときわ異彩を放っている石橋穂乃香。今後どのような活躍を見せるのか、彼女の行方から目が離せません。

(文/ドン・K・サンクレイオ翼)

最終更新:6/14(水) 21:10
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