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シンポ、研修で引っ張りだこのグラフィックレコーディングって?ー富士通有志が広げる思考の新手法

6/14(水) 21:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

グラフィックレコーディングという言葉を聞いたことがあるだろうか?

グラフィックレコーディング(グラレコ)とは、議論や対話などを図や絵を使ってグラフィックに可視化することで記録していく手法。実はいま、さまざまなシンポジウムやワークショップ、企業研修で使われるようになってきている。

【画像】2月に開かれた働き方を考えるシンポジウムでのグラレコ。

パネルディスカッションや講演、ワークショップでは議論の内容をリアルタイムに大きな模造紙に描いていく。ただ字で書くだけではなく、そこに発言者のイラストと吹き出しや矢印などを駆使して、次々要点を描いていく様子は圧巻だ。

5月に開かれた「富士通フォーラム」でのグラレコのワークショップを体験してみた。

「まず、マルを5つ描いてください。その中に目を5タイプ、口を5タイプ、眉毛を4タイプ。これで100種類の表情が描けてしまいます」

次は「働く」をテーマにセリフを書き込む。

「この契約取ってノルマ達成だ!」「なんでこの領収書経費で落ちないの?」「今日も一日、よくガンバりました」

ここから「働く」ことの課題とその解決の糸口を探っていく。

リアルタイムで思考を可視化、GoogleやNASAでも

グラフィックレコーディングは1960年代、サンフランシスコ・ベイエリアのデザイナーを中心に生まれた。デザインシンキングやクリティカルシンキングを活性化する手段として注目を集め、いまではGoogleやNASAでも使われている。話し合いの内容がリアルタイムで可視化されるため思考が整理され、議論を客観的に見ることができる。さらに「言葉では表現できない」領域の外まで表現できるため、よりクリエイティブな発想ができるという。

「『絵なんて描けない』という人は多いんですけど、グラフィックレコーディングはあくまで自分の想いをわかりやすく伝える手段のひとつ。話すときに言葉を使うのと同じように、描くという手段があればいいよね、と」

と語るのは、今回のワークショップの司会も務めるタムラカイさん。富士通のインハウスデザイナーであると同時にブロガーとグラフィックカタリストの肩書きも持つ。

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最終更新:6/14(水) 21:10
BUSINESS INSIDER JAPAN