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異例、韓国で鳥インフル猛威 釜山市など 識者「日本も警戒を」

6/14(水) 11:44配信

西日本新聞

 韓国で今月に入り、高病原性鳥インフルエンザが猛威を振るっている。ウイルスを保有する渡り鳥が北方へ戻り、、高温でウイルスの活動も低下する6月は日本で感染例がないが、2日以降に南東部の釜山市などで35件(13日時点)が確認された。研究者は「日本も警戒が必要」と呼び掛けている。

 韓国農林畜産食品部によると、35件のウイルスはH5N8型。釜山市の他、済州島や蔚山市などで確認された。韓国では2月ごろから同型の検出例が増えており、欧州などでも見つかっている。

 確認された農場の多くは、韓国西部の全羅北道群山市にある飼育農場が出荷した鶏を購入したり、購入した農場の近くに位置したりしており、この飼育農場が感染源と疑われている。政府は小規模農家への拡大を防ぐため、12日以降、市場で鶏、カモなどの売買を全面的に禁止している。

 韓国では昨年11月から今年4月上旬まで、北西部の京畿道などで約380件の感染を確認。約3800万羽が殺処分され、国内の鶏卵価格が高騰した。4月4日以降、確認されなかったため、政府は全国検査を実施した後、5月末に特別警戒の態勢を解除していた。

 京都産業大の大槻公一鳥インフルエンザ研究センター長は「H5N8型はアヒルなどに感染しても症状が表れにくく、発見しづらい。韓国にはアヒルが多いので、4月以降もウイルスが一定地域で生存し続けていた可能性が高い」と指摘。夏場はウイルスの活動が弱まるが「韓国内を旅行する際は畜産農家への訪問を自粛し、死んだ鳥に触らないなどの予防策を続けてほしい」と注意を促している。

=2017/06/14 西日本新聞=

西日本新聞社

最終更新:6/14(水) 11:44
西日本新聞

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