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博多の太陽 芽瑠はまた昇る HKT初代センターから選抜落ち、試練ばかりのアイドル人生

6/14(水) 12:01配信

西日本スポーツ

●17日、沖縄でAKB選抜総選挙

 今年もあと3日に迫ったAKB48選抜総選挙。9回目の今回は沖縄に初上陸、豊見城市の豊崎海浜公園美らSUNビーチで開票される。5月31日の速報では、新潟のNGT48・荻野由佳が1位に躍り出るなど“伏兵”が大躍進。例年以上に熱い戦いが繰り広げられている。一方、苦しいスタートとなったHKT48のチームH・田島芽瑠(17)も、苦境からの逆転を狙う一人だ。2期生ながらデビューシングル単独センターに就き、天真らんまんなキャラクターでファンに笑顔を届けてきた彼女も、昨年初のランクダウンを経験。今回も速報82位に甘んじている。振り返れば試練ばかりだったこれまでのアイドル人生。涙の果てに「巻き返し」を誓う「博多の太陽」の思いに迫る。 (古川泰裕)

博多の太陽 芽瑠はまた昇る 私にはアイドルをとったら何もない 泥臭くてもいいじゃないか HKTに恩返しを

 昨年6月18日、新潟のハードオフエコスタジアム。第8回AKB48選抜総選挙の結果が開票され、熱気渦巻くステージの陰で、少女は行方をくらませていた。

 芽瑠「行方不明になるつもりは無かったんですけど、本当にそのときは人と関わりたくなくて。周りで『おめでとう』って言ってる人とか、悔しいって泣いてる人がいっぱいいる中で、自分の居場所が分からなくなって。とりあえず一人になりたかったんです。でもまだ仕事があって」

 -写真撮影とか

 「そのことすら考えられなかった。迷惑をかけちゃって申し訳なかったな、と思います」

●初めて感情的に「力不足だな」

 「人前で泣くのは抵抗がある」。そんな彼女が感情を抑えきれなかった。4度目の総選挙で初のランクダウンという結果は、当時16歳の少女の胸に深く突き刺さった。

 「1年間の努力が、無駄じゃないけど否定されたような気持ちになってしまったので…自分のふがいなさがショックだったというか、『まだまだ力不足だな』と感じて。ステージ上で泣いてしまったんですけど、あそこまで感情的になるのは初めてだったと思う。それだけ自分に大きいダメージを与えた結果だったと思います」

 感情をはき出す場所と時間を求めて、暗闇に閉じこもった。

 「気付いたら、真っ暗なコンクリートに囲まれたような部屋に一人でいて。何を考えるでもなく、『考える』っていう思考を停止しました。『これ以上考えたら、もうダメだ』と思って、とりあえず思考を停止させて…ただ涙が流れるのに任せる、みたいな。(涙が)止められないから泣いていようって」

 泣くだけ泣いた後にわれに返り、自身に投じられた「2万1864票」を思った。

 「それでもやっぱり、投票してくださった方とか応援してくださる方は必ずいて…。この順位に入れるっていうことが、すごいことなんだっていうことを改めて感じました。結果にとらわれてしまって、ステージ上で泣いてしまったことがファンの方に申し訳なかったから、今年は絶対泣かない、って決めました」

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最終更新:6/24(土) 2:28
西日本スポーツ