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原因がわかっていて、減らすこともできる「がん」がある 最新のデータは何を示すのか

6/14(水) 21:17配信

BuzzFeed Japan

現在、日本人の2人に1人がかかる「がん」。そんながんについての最新の傾向を、国立がん研究センターのがん情報サービスが6月14日に発表した。同センターのがん統計・総合解析研究部部長である片野田耕太氏を取材し、最新のデータを読み解く。【BuzzFeed Japan / 朽木誠一郎】

国立がん研究センターが「がん死亡数と罹患数がともに増加、生存率は多くの部位で上昇傾向」と発表。

これは死亡データを2015年まで、罹患(病気にかかること)データを2012年まで、さらに2006~2008年の生存率データを追加したもの。

同センターによれば、がんの死亡数と罹患数は、ともに増加し続けている。2015年の死亡数は1985年の約2倍、2012年の罹患数は1985年の約2.5倍となった。

主な原因は「人口の高齢化」。しかし、この影響を除くと、がんについての別の傾向が見えてくる。

BuzzFeed Newsは同センターのがん統計・総合解析研究部部長である片野田耕太氏を取材し、データについて説明してもらった。

年齢調整がん死亡率の推移は?

高齢化の影響を除いた年齢調整率(比較ができるように年齢構成を調整しそろえたもの)でみると、がんの死亡率(男女計)は1990年代後半をピークに減少している。片野田氏はこの理由を次のように説明する。

「年齢調整死亡率が減少した主な理由は、男女で胃がん・肝がんによる死亡率が減少したこと、男性で肺がんによる死亡率が減少したことです」

実は、胃がんと肝がんは、感染症を主な原因とするがんだ。胃がんはピロリ菌、肝がんはC型肝炎ウィルスが主な原因となる。検査や治療の普及により感染率が低下していることが、それぞれのがんの死亡率の減少につながっているという。

また、肺がんの死亡率の減少の理由として、片野田氏は「男性の喫煙率が低下している」ことが考えられるとした。

年齢調整がん罹患率の推移は?

一方、年齢調整罹患率(男女計)は1985年以降増加している。理由としては、まず男性で前立腺がんを早期発見するPSA検査が普及したことがある。ただし、このことにより実際に前立腺がんが増加しているとは言い切れないそうだ。

次に、女性で乳がんが増加していること。また、CTで発見される肺の腺がん(喫煙との関連が比較的弱い)が増加傾向にあることも理由だとした。

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最終更新:6/14(水) 21:45
BuzzFeed Japan