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ミズバショウ守ろう 利賀水無湿原

6/14(水) 0:20配信

北日本新聞

■イノシシ対策で官民連携

 南砺市利賀地域の水無湿原のミズバショウがイノシシに荒らされているのを受け、富山森林管理署と地元ナチュラリストのNPO法人利賀飛翔の会(中西邦康理事長)が共同で、対策に乗り出した。鉄製の網を自生地にかぶせ、掘り返すのを防ぐ手法。13日に現地で網を設置した。今後、効果を検証する。

 水無湿原は標高約1400メートル。岐阜県境に近い白木水無県立自然公園内にあり、ミズバショウの群生地として知られる。

 4年ほど前からイノシシが入り込み、ミズバショウを掘り起こして根を食べる被害が深刻化してきたため、飛翔の会は富山森林管理署に対策を要望。昨年から両者に南砺市などを加え、協議を進めてきた。

 鉄製の網をかぶせる手法は森林管理署が考案。編み目からミズバショウの成長を促しつつ、イノシシが掘り返すのを阻害する効果を狙っている。現地が市利賀行政センターから車で約1時間半とアクセスしにくい事情を踏まえ、管理に手間が掛からないというメリットもある。

 森林管理署が網24枚を用意し、飛翔の会メンバーらが取り付けた。今後、メンバーが遊歩道などの手入れを兼ね、月に1回程度、効果の確認に出向く。中西理事長(75)は「全滅の危機を乗り越えたい」と願っている。

北日本新聞社

最終更新:6/14(水) 0:20
北日本新聞