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「例外」のはずが常態化…嘉手納基地で3カ月連続パラシュート訓練、今夜強行

6/14(水) 8:05配信

沖縄タイムス

 在沖縄米軍は13日、嘉手納基地で14日夜にパラシュート降下訓練を実施すると米連邦航空局の航空情報(ノータム)へ掲載した。地元市町村や県、日本政府の中止要請を無視して強行する形で、県内から強い反発が上がるのは必至だ。嘉手納基地での降下訓練は4、5月に続き3カ月連続で、訓練が常態化している。

 ノータムによると、米軍は降下訓練の時間を14日午後7時30分から午後9時30分までとしている。沖縄防衛局は13日午後に情報を確認し、関係市町村と県に通知した。米軍は天候次第では訓練を見送る可能性もある。米軍は今年5月10日にも夜間訓練を実施し、地元は「住民に危険を及ぼしかねない」と猛反発した。

 降下訓練は1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で、伊江島補助飛行場に移転することで合意した。地元市町村や県は嘉手納での降下訓練は「SACO合意違反だ」と問題視している。

 一方、日米両政府は2007年の日米合同委員会で「例外的な場合に嘉手納を使用する」と確認し、嘉手納での訓練を認めている。

 ただ、今回も嘉手納基地で実施しなければならない明確な理由の説明がなく、稲田朋美防衛相は13日の会見で「例外的な場合に当たるとの判断には至っていない」と認めない考えを示した。同省関係者によると、ノータムの発出を受け、米側へ改めて中止を求めた。同基地での降下訓練は、復帰後9回目となる。

 嘉手納基地の運用を巡っては、SACO合意により今年1月に移転が完了した旧海軍駐機場を米軍は継続して使用。地元はSACO合意違反だと訴えているが、米軍は「09年の日米合同委員会で必要な運用に応じて使用することに同意した」との認識を示すなど、SACO合意を一方的にほごにする事態が続いている。

 在沖米空軍は12日、防衛局と嘉手納町に嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を14日に実施すると通知。県や地元自治体は、SACO合意に反すると反発し、中止を申し入れていた。

最終更新:6/14(水) 8:05
沖縄タイムス

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