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聞く耳持たない「良き隣人」 日本政府の要請も無視 沖縄米軍また訓練強行へ 

6/14(水) 11:10配信

沖縄タイムス

 沖縄県米軍嘉手納基地で在沖米軍が夜間パラシュート訓練を実施すると航空情報(ノータム)に掲載した13日、周辺の首長や県からは「許されない」「地域を敵に回す行為だ」と反発と怒りの声が上がった。

 沖縄市と嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(会長・桑江朝千夫沖縄市長)はこれまで4、5月にパラシュート訓練を強行した米軍に対し、訓練中止を求め強く抗議してきた。だが無視する米軍の姿勢に不信感を募らせる。

 當山宏嘉手納町長は「全く意に介さない強行一辺倒の姿勢が本当に許されるのか」と声を荒げた。抗議が無視されている状況に、「彼らの姿勢が理解できない。住民が反発してもいいんだと覚悟しているんだろうか」と痛烈に批判した。

 野国昌春北谷町長も「地域が反対する中での訓練は住民を敵に回すことになる」とけん制。「3カ月連続はあり得ない。例外ではなく嘉手納ありきの訓練だ」と強く反発し、日米で訓練を巡る合意の解釈に相違がある状況に「まずは政府にしっかり対応してもらいたい」と求めた。

 桑江沖縄市長は「地元に対して配慮のないやり方は大変遺憾だ」と憤った。「三連協として何度も抗議してきているのにわれわれを無視している。『良き隣人』と言いながら全く地元の声に耳を傾けずに訓練を強行するのであれば溝が深まるだけだ」と批判した。

 県の謝花喜一郎知事公室長は防衛省が訓練中止を申し入れていることを重視し、「仮にこの状況で訓練を実施すれば国同士の信頼関係が崩れ、大変な事態になる」と指摘。その上で、「国同士の合意が無視されるなら、日本政府の責任で運用の在り方を根本から議論してもらわなければいけない」と強い不快感を示した。県幹部は、訓練を強行する米軍の姿勢に「日本は完全になめられている」と憤りをあらわにした。

最終更新:6/14(水) 11:10
沖縄タイムス

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