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「食べられるロゴ」が最新トレンド-米レストラン界のブランド戦略

6/14(水) 12:04配信

Bloomberg

東京・町田市を本拠とするギフトグループがロサンゼルスとニューヨーク出店したラーメン専門店「E.A.K.RAMEN」(家系ラーメン)では、ロゴと店名がプリントされた焼きのりが注目を集めている。インスタグラムのアカウントのフォロー数は数カ月で3000を超え、投稿される写真の大半はロゴ付きのりが添えられたラーメンのものだ。

このように米国では、店の名前やロゴを食べ物や飲み物そのものにあしらうレストランが増えている。カクテルグラスの中の氷やパスタ、マグロのカツにまでブランド戦略の裾野が広がっている。これは高度な技術の時代のおかげだろう。あるいは、その延長線上にあるオーダーメード製品の次なる段階なのかもしれない。

モモサン・ラーメン&サケ(ニューヨーク)

テレビ番組「料理の鉄人」で和の鉄人となった森本正治シェフが手掛ける、ラーメンと日本酒がテーマの店。ロゴ入りの焼きのりを添えたラーメンを出している。森本氏は30年近く前に日本でラーメン店を訪れた時、アイデアのヒントを得たという。

スフォリーナ(ワシントン)

店のロゴがあしらわれたコルツェッティ(平べったい円形のパスタ)は、白豚のラグーソースを添えた一品で使われている。オーナーシェフのファビオ・トラボッチ氏によると、昔ながらのコルツェッティ用スタンプが作れる人はイタリアでも数少なく、ようやく探し出した職人に特注スタンプを作ってもらったという。

メグ(ニューヨークなど)ドリーム・ダウンタウン・ホテル内にあるニューヨーク店では、あぶったマグロ切り身のカツにレストラン名とロゴが焼き印で付けられる。こうするのは食事がより印象に残るようにとの考えからだとオーナーのジョン・バクシ氏は話した。におい移りを避けるため、魚料理用と肉料理用の2種類の焼き印を使っているという。ダンテ(ニューヨーク)グリニッチビレッジにあるバー。共同オーナーのナレン・ヤング氏は、「ご存じの通り今はインスタグラムの世界になっていて、バー同士の競争はこれまでになく激しい。どの店もお客の心をつかみ、話題に取り上げてもらう必要がある。とどのつまり、それが無料の宣伝となる」と説明。店名入りの氷が入ったオールド・ファッションドとステンシルアートで店名を入れたウイスキーサワーは最も売れ筋のカクテルだと話した。原題:The Ultimate Sell: The New Food Branding Is Right on the Burger(抜粋)

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最終更新:6/14(水) 12:04
Bloomberg