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トランプ政権の体力奪う消耗戦か-引き延ばしで妨害とガンドラック氏

6/14(水) 12:28配信

Bloomberg

米投資会社ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO)は、ワシントンの既存の勢力が、米政権に対する引き延ばし戦術を用いて、トランプ大統領の弱体化に動いていると語った。

トランプ氏の大統領当選を予測した数少ない運用担当者の1人であるガンドラック氏は13日のウェブ放送で、「彼らはただただトランプ氏の退場を待ち、政策課題を最大限妨害しようとしている。彼らが期待しているのは、小さな変化だ」と語った。

「ダブルライン・トータル・リターン・ボンド・ファンド」(運用資産額539億ドル=約5兆9300億円)を運用するガンドラック氏は、セッションズ米司法長官による上院情報特別委員会での証言を「余興」と呼び、公聴会の模様がテレビ中継される時間に合わせて発言。ボクシングの元世界ヘビー級チャンピオン、モハメド・アリ氏がロープ際で相手にパンチを数多く打たせ、疲れを誘った「ロープ・ア・ドープ」という戦術に米国の政治的対立をなぞらえた。

ガンドラック氏は、リセッション(景気後退)入りの確率は低いが、市場で低いボラティリティーが続く時期は恐らく終わりが近いとの見方を示し、夏には債券利回りが上昇し、株価は下げると予想。現在2.2%前後の水準にある米国の10年国債利回りは、年末段階でおおむね2.7-2.8%のレンジになる可能性が高いと述べた。

ブルームバーグの集計データによれば、ダブルライン・トータル・リターン・ボンド・ファンドの年初から6月12日までのリターンはプラス2.7%と、同種のファンドの84%を上回り、上位16%に入る運用成績を残している。

原題:Gundlach Says D.C. Establishment Wants to ‘Wait Trump Out’ (1)(抜粋)

John Gittelsohn

最終更新:6/14(水) 12:28
Bloomberg