ここから本文です

祈り鶴350万羽を米博物館へ贈ろう 神戸・北須磨高生が活動

6/15(木) 7:30配信

神戸新聞NEXT

 広島で被爆後に12歳で亡くなり、「原爆の子の像」のモデルになった佐々木禎子さんのおい祐滋さん(47)=東京都=の呼び掛けで、北須磨高校(神戸市須磨区友が丘9)の生徒らが、太平洋戦争で犠牲になった日米の犠牲者数と同じ350万羽の折り鶴を、米国の博物館に寄贈する活動に取り組んでいる。生徒らは17日に開かれる文化祭で来場者らから協力を募る。

 祐滋さんが副理事長を務めるNPO法人「サダコ・レガシー」が、禎子さんの折り鶴を米国の博物館などに贈る「祈りづるプロジェクト」を展開。今年は、広島に原子爆弾を投下した爆撃機エノラ・ゲイが飛び立ったユタ州のウェンドーバー空軍基地内にある博物館に届ける。

 祐滋さんが同校で昨年7月に講演したのが縁で、世界平和や環境などをテーマに活動する生徒たちによるユネスコ同好会がプロジェクトの支援を決めた。

 部長の2年萬谷美里さん(16)は「『世界平和は身近の小さな平和の積み重ね』との言葉に、自分ができることで平和実現に貢献したいと思うようになった」。萬谷さんは高校生が国際的な課題を話し合う2月の「ひょうご・こうべワールド・ミーツ フォー ユース」にも参加し、原爆投下をめぐる日米間の意識などについて調べた。

 折り鶴作りは、17日午前9時から午後1時半まで同校A棟の302教室で行う。専用の紙などを用意するほか、折り方も教える。折り鶴の持ち込みも受け付ける。萬谷さんは「平和について考えるきっかけにしてほしい」と話している。同校TEL078・792・7661

(小西隆久)

最終更新:6/15(木) 7:56
神戸新聞NEXT