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アシアナ航空、A350関空就航 1日2往復、7月に2号機

6/15(木) 19:36配信

Aviation Wire

 アシアナ航空(AAR/OZ)は6月15日、エアバスA350-900型機をソウル(仁川)-関西線に就航させた。関西空港へのA350就航は4社目となった。

【特徴あるコックピット窓】

 アシアナのA350-900は3クラス331席で、ビジネス「ビジネススマーティウム」28席、プレミアムエコノミー「エコノミースマーティウム」36席、エコノミー247席。従来関西線に投入していたA330-300(2クラス290席:ビジネス30席、エコノミー260席)から大型化し、提供座席数が41席(14.1%)増えた。

◆広く感じるビジネスクラス

 アシアナによると、韓国系航空会社では初となる機内Wi-Fiとローミングサービスを提供。LED照明を採用し、6つの色合いを調整でき、時間に合わせた照明にすることでリラックスできるようにするという。

 機内環境は騒音が減少し、高度6000フィート(1828メートル)を維持。湿度が既存機より5%上昇し、機内の空気を数分間に一度循環させ、快適性を向上させた。頭上の手荷物収納棚は、機内持ち込みできるサイズのスーツケースが5つ入る。

 ビジネスクラスの個人用モニターは18.5インチと、アシアナの既存機が採用する15.6インチより大型化。フルフラットシートの全長は195.5センチとし、従来の189センチより余裕を持たせた。また、天井中央に手荷物収納棚を設けないことで、広々と感じる空間にした。

 日本-韓国線でエコミークラスの運賃に片道3000円追加すると利用できる「エコノミースマーティウム」は、シートピッチをエコノミークラスより7-10センチ広くした。また、エコノミークラスの個人用モニターは11インチのものを採用。シート幅は18インチ(45.7センチ)として、国際線の大型機で一般的な17インチ(43.2センチ)よりも広くした。

◆関空就航4社目

 エアバスは現地時間4月24日、アシアナに同社向け初号機となるA350-900(登録番号HL8078)を引き渡したと発表。12社目のA350運航会社となった。関空へのA350就航は4社目で、ベトナム航空(HVN/VN)、チャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)、キャセイパシフィック航空(CPA/CX)に続いた。

 当初は5月15日に関空へ就航予定だったが、機材繰りにより6月に変更。ソウル-関西線とマニラ線に投入予定だったが、5月15日のソウル-マニラ線、香港線から運航を始めた。

 A350による関西線の到着初便となったOZ112便は、15日午前9時51分に2番スポットへ到着。出発初便のソウル行きOZ111便は、午前10時54分に出発した。

 15日からは、ソウル-関西線を1日2往復、マニラ線を同1往復する運航スケジュールとなり、関西線への投入は8月13日まで決まっており、その後は9月29日から10月28日まで投入する予定だという。2号機は7月の受領を予定している。

 A350 XWBは標準型のA350-900と長胴型のA350-1000、短胴型のA350-800の3機種で構成。アシアナは30機発注している。内訳はA350-900が12機、A350-1000が10機で、A350-800も8機発注しているが、エアバスは計画を見直し、開発しない方針を示している。

 エアバスの5月末現在の受注実績によると、A350は851機受注。このうち、A350-900が632機で7割以上を占め、A350-1000が211機、A350-800はアシアナの8機のみ。これまでに86機のA350-900が引き渡されている。エアバスでは、A350-1000の航空会社への引き渡しを年内に始める見込み。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:6/15(木) 19:36
Aviation Wire