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AKB総選挙の順位予測、大学・企業が熱心なワケ ビッグデータで迫る人間の心理

6/16(金) 6:10配信

withnews

 6月17日に沖縄で開かれる予定のAKB48選抜総選挙を前に、今年もネット上のつぶやきや書き込みなど膨大なデータを独自の方法で解析した順位予測が、相次いで発表されています。論文発表やビジネスに直結はしないのに、大学や企業が取り組む「ワケ」は? 人間の心理にデータで迫ろうと、飽くなき挑戦をする姿がありました。

【写真】4位まで同じ顔ぶれでも5位から……大学・企業が予測したAKB総選挙10位までがこちら

鳥取大の石井教授「世代交代が進むのでは」

 鳥取大の石井晃教授の研究室は6月14日、順位予想をまとめました。

 1位指原莉乃さん(HKT48)、2位渡辺麻友さん(AKB48)、そして3位に宮脇咲良さん(HKT48)を予想。速報発表で1位になり、驚きが広がった荻野由佳さん(NGT48)も5位としました。

 石井さんは「荻野さんは3月以降ずっと勢いを示す指数が高い」と話し、「世代交代が進むのではないか」と期待しています。

 石井さんの研究室では普段から
 1:広告宣伝
 2:友人らからの情報(直接コミュニケーション)
 3:周囲のうわさなど(間接コミュニケーション)
 の三つの要素に注目、数理モデルを使って人気を解析しています。AKB選抜総選挙の予測でも「間接コミュニケーションの指数が大きいほど浮動票を広く集め、上位に来る」と考えています。

一般での活用にも期待

 昨年も投票開始翌日に発表された速報では、渡辺さんが1位、指原さんが2位、3位が松井珠理奈さんでしたが、間接コミュニケーションの指数がより高かった指原さんを1位と予想。上位3人は予想と最終順位が一致しました。

 今年は、速報前に加えて速報発表後約10日間の直接、間接コミュニケーションの指数の変化を初めてウオッチし、勢いがどう変化しているかを調べ、精度向上を目指しています。

 「この予測モデルは多くの人の心の動きを捕らえるのにも応用できる」と一般での活用への期待も口にします。

活発なSNS、研究には最適

 なぜ選抜総選挙を対象にして毎年予測しているのでしょうか。

 「分析をSNSの書き込みから行うには、書き込みが多いほどやりやすい。選抜総選挙は毎年開催されるうえ、AKBグループは数年に一度の国政選挙より圧倒的に書き込みの数が多い」と石井さん。毎年行われるので、学生に研究としてやらせるのに適しているそうです。

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最終更新:6/16(金) 9:27
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