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“関西一早い”夏祭り 兵庫・西宮で「おこしや祭り」

6/15(木) 8:30配信

神戸新聞NEXT

 「えべっさん」の総本社で知られる西宮神社(兵庫県西宮市社家町)で14日、関西で一番早い夏祭りとされる「おこしや祭り」が開かれた。浴衣姿の「びわ娘」や、えびす人形が祭りを盛り上げ、多くの参拝客らが夏の到来を楽しんだ。

びわ娘のかわいい浴衣姿 別カットはこちら

 この祭りには、ユニークな伝承が残されている。

 西宮・鳴尾の漁師が、沖で漁をしていた時にえびす様を網で引き揚げた。みこしに乗せて西宮神社に運ぶ途中、えびす様が居眠り。なかなか目覚めないので漁師がお尻をひねって起こしたという。

 居眠りをされた場所は「御輿屋跡地」(同市本町)として残っており、参拝者が互いの尻をひねる風習があったことから「尻ひねり祭り」とも呼ばれている。

 今年の祭りも大勢の参拝客が集まり、午後2時20分ごろ、えびす様のみこしが神社本殿を出発。太鼓の音とともにびわ娘や氏子、人形芝居えびす座らが街を練り歩いた。その後、御輿屋跡地で巫女による神楽奉納があった後、訪れた人にびわ娘から、ビワや甘酒が振る舞われた。

 ビワと甘酒の配布には30分前に約100人が列を作る人気ぶり。武庫川女子大の学生や高校生らがふんする「びわ娘」は、訪れた人たちに笑顔でビワを手渡していた。西宮今津高3年の女子生徒(18)は「6月に浴衣を着られるのは新鮮。並んでくれた人も温かい目で見てくれた」と喜んでいた。(小谷千穂)

最終更新:6/15(木) 9:00
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