ここから本文です

【レスリング全日本選抜選手権】栄強化本部長が川井と土性に「圧勝指令」

6/15(木) 11:01配信

東スポWeb

 レスリング世界選手権(8月、パリ)の代表選考会を兼ねた全日本選抜選手権が16~18日、東京・代々木第二体育館で行われる。今年末の全日本選手権から2020年東京五輪で実施される新階級、新方式がスタート。“旧方式”で行う今大会の位置付けに戸惑う関係者も多い中、栄和人強化本部長(56)が出場選手に猛ゲキを飛ばした。特に川井梨紗子(22=ジャパンビバレッジ)、土性沙羅(22=東新住建)のリオデジャネイロ五輪金メダリスト2人に求めたものとは――。

 世界レスリング連合(UWW)は、2020年東京五輪に向け来年1月から新階級、新方式を導入することを決めた。階級については29日の技術委員会(ドイツ)で方針が決まり8月の理事会で決定するが、現行から大幅に変更する模様。1回戦から決勝まで1日で行ってきた試合方式も2日間に分けるため、試合前日だった計量も当日に変わり、準決勝以降を行う2日目に2度目を実施する。

 日本協会は今年末の全日本選手権から新階級、新方式を採用。日本トップが出場する大会では、今大会が現行ルール最後となる。

 自分に合う階級があるかないかはまさに運。階級変更は選手の勢力図を大きく変える。そこに当日計量が加わればなおさらだ。現行ルールで勝っても東京五輪に直結しないとあって、今大会については「位置づけが難しい」と戸惑う関係者も多い。

 だが、栄強化本部長は「この大会は重要だよ」と言い切った。

「階級が変わっても、今回や世界選手権で自分の実力を試さなければ、来年階級が変わったところでもう遅い。他の階級で世界でメダルもとれないのに、五輪階級で戦っても無理だよ。階級が変わろうが、外国が有利だろうが、ルールに合わせていける選手じゃなきゃ無理」。どんな条件でも勝てる選手こそが強いというわけだ。

 さらに五輪2連覇を目指す川井と土性には圧勝を厳命した。左足親指を痛めてリハビリ中の登坂絵莉(23=東新住建)に加え、吉田沙保里(34=至学館大職)、伊調馨(33=ALSOK)も欠場し、2人は五輪金メダリストとして注目を集める存在。女子は48、54、60、66、72、78キロ級が濃厚と言われている中、川井は階級変更を見越し、60キロ級で出場。土性は階級変更の場合は66キロ級転向が有力だが、今大会は69キロ級で出場する。

「2人は日本で競い合っているようじゃダメ。力の差を見せて圧勝、世界選手権でも金を取らないと東京の金は見えないね」。吉田らを指導し、五輪連覇のプロセスをよく知る栄強化本部長だけに、今のうちから大差をつけ、秒殺するくらいの試合を求めている。

 新しいレスリングの顔の2人。恩師の期待に応えたいところだ。

最終更新:6/15(木) 11:01
東スポWeb