ここから本文です

水戸商高生、宿泊プラン IT授業でホテルとコラボ

6/15(木) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

県立水戸商高(水戸市新荘3丁目、桐原武文校長)の生徒が、大洗町のホテルとコラボし、宿泊プランの設計に励んでいる。今秋をめどに商品化し、旅行予約サイトで実際に販売する。IT大手の楽天(東京)が、全国の高校で行っている出張授業の一環で、来年1月には、同校の選抜チームが都内で開かれる予定の全国大会「楽天IT学校甲子園」に出場、ライバルと成果を競う。生徒は「やるからには勝ち進みたい」と意気込む。


6日、同校パソコン室で、情報ビジネス科の生徒約40人が6、7人でつくる計6チームで、商品紹介のトレーニングに挑んだ。「結婚を前提に男性を女性に紹介するにはどうPRすべきか」、「1万3千円の高級ハンガーを客に買ってもらうためには何を伝えるべきか」-。これらをテーマにチーム内で話し合い、他の生徒を前に発表した。楽天による出張授業「楽天IT学校」の授業風景だ。

同社の川村慎吾さん(30)が講師を務め、商品を効果的に紹介するためのこつを伝授。「形状と仕様に加えて、他よりも優れた点を伝えることが必要」とアドバイスを送る。

楽天は電子商取引の学習を通して次世代の育成につなげようと、2008年からこの取り組みを始めた。同社が展開するネット上の仮想商店街「楽天市場」と旅行予約サイト「楽天トラベル」を活用し、高校生が企画した商品を販売。授業には、社員のほか両サイトに参加する店舗・施設が加わる仕組みだ。

同校は15年度に初参加。これまでに常陸大宮市内の風呂敷専門店と協働し、楽天市場で商品をPR、販売するなどしてきた。3年目を迎えた本年度は、同町磯浜町の大洗ホテルと連携し、自分たちで考えた宿泊プランを楽天トラベル上で商品化する。

生徒は今後、複数回の授業でプレゼン力や企画力を磨く。今年末までに代表チームを校内選抜し、来年1月、38都道府県55校から参加するチームと成果を競う「楽天IT学校甲子園」に出場する。

同校は甲子園で2年連続で予選敗退したが、井川葉月さん(17)は「甲子園に出たいし、大洗ホテルの魅力も伝えたい」と意欲。授業を見守った同ホテルなどを運営するIHSの西山信久営業部長(48)は「若い世代ならではのアイデアを楽しみにしている」と期待を寄せた。 (鈴木剛史)

茨城新聞社