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茨城港、貨物量が最高 16年

6/15(木) 5:00配信

茨城新聞クロスアイ

県内重要港湾(茨城港、鹿島港)の2016年の総取扱貨物量(速報値)が前年比4・0%増の9353万9千トンで、13年に次いで過去2番目に多かったことが、14日までに県港湾課のまとめで分かった。中でも茨城港は、LNG(液化天然ガス)基地が稼働した日立港区や火力発電所の石炭輸入が増えた常陸那珂港区の貨物量が大幅に増加したことから、大洗も含めた3港区全体で5・2%増の2971万2千トンと過去最高を更新した。鹿島港は鉄鉱石や原油、穀物などの輸入が増え、3・4%増の6382万7千トンとなった。

茨城港のうち、日立港区では、東京ガスの日立LNG基地が16年3月に本格稼働し、LNGの輸入が本格化。このため外貨貨物が15年の約1・5倍の182万8千トンと大幅に伸び、港区全体でも10・2%増の553万6千トンとなった。

常陸那珂港区は石炭の輸入や北海道との定期RORO航路の貨物量が増え、8・3%増の1171万3千トンで過去最高を記録。昨年11月にはSUBARUが同港区から北米向けに完成自動車の輸出を始め、今後も増加が見込まれる。

大洗港区は前年並みの1246万2千トン。台風などによるフェリーの欠航が多かったため、乗降人員が減少した。17年は大型フェリーの新造船2隻が就航するため、増加が期待される。

鹿島港は立地企業の安定した生産活動に支えられ、原材料の輸入に加え、新規航路開設などにより、コンテナ取扱量が前年の2倍以上となった。  (戸島大樹)

茨城新聞社