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要衝2島のサウジ帰属承認=「売り渡した」と抗議も―エジプト

6/15(木) 5:01配信

時事通信

 【カイロ時事】エジプトの議会は14日、紅海に浮かぶ二つの要衝の島がサウジアラビアに帰属すると定めた両国政府の合意を承認した。

 「アラブの春」以降の政情不安で経済的苦境にあえぐエジプトに対し、サウジが多額の援助を行っていることから、エジプト国内で「支援の見返りに島を売り渡した」と抗議デモが散発している。

 エジプト政府は昨年4月、サウジのサルマン国王が訪れた際、紅海のチラン島とサナフィル島がサウジに帰属すると発表。政府は両島について、もともとサウジ領で、サウジの要請により1950年代からエジプトが行政権を行使していたにすぎないと説明していた。

 帰属合意に反対する弁護士らの提訴を受け、エジプトの最高行政裁判所は今年1月、「合意は無効」と判断。政府・議会とは異なる見解を示しており、シシ政権が合意を推し進めれば国民のより強い反発を招きそうだ。 

最終更新:6/15(木) 5:05
時事通信