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県内堤防34カ所完成 常総水害、改修工事を公開

6/15(木) 8:00配信

茨城新聞クロスアイ

2015年9月の関東・東北豪雨で決壊するなどした鬼怒川流域の堤防改修現場が14日、報道陣に公開された。結城と八千代、下妻、常総の4市町の7カ所で、決壊した付近や越水、漏水の発生した地点。国交省は豪雨災害後、「緊急対策プロジェクト」として、無堤地帯での築堤や既存堤防の強化などを進めており、これまでに県内34カ所の工事が完成。現在も結城、筑西、下妻、常総、つくばみらい、守谷の6市の26カ所で工事を進めている。


下妻市前河原地区は当時、大規模な越水が発生した。現場では、川沿いの約790メートルにわたり、河川敷から高さ約2~5メートルの盛り土を施工。河川側に約1万4千平方メートルの遮水シートを張り、護岸ブロックを設置するなど改修工事が進む。9月末の完成予定。同地区の無堤地帯は解消される。

常総市若宮戸地区も大規模な越水が発生した地点だ。改修工事では、川沿い約940メートルにわたり高さ約4・7メートルの盛り土を行う。約1万2千平方メートルに遮水シートを張り、護岸ブロックを張り付ける。ブロック設置は現在、約3分の1が終了。9月末に完成する。

結城市上山川地区の工事現場では、ドローンを使った3次元測量作業が公開された。

国交省下館河川事務所激甚災害対策特別緊急事業推進室の平野一彦室長(55)は「工事は順調に進んでいる。住民に作業の進捗(しんちょく)状況を知ってもらい、安心してもらいたい」と話した。 (冨岡良一)

茨城新聞社