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安全対策「深刻だ」 田中規制委員長 原子力機構を批判

6/15(木) 12:00配信

茨城新聞クロスアイ

日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」(大洗町)の被ばく事故で、原子力規制委員会の田中俊一委員長は14日の定例会見で、原子力機構の核燃料物質の扱い方や事故後の対応について「問題はいっぱいあり、相当深刻だ」と批判し、安全対策について厳しく調査する方針を示した。

田中氏は、事故後に除染や汚染検査するスペースの設置に時間を要したことや、事故前に原子力機構の別施設で放射性物質の入ったビニールバッグの膨張を確認していたことなどを念頭に、「想像できないことや疑問に思うところが多い」と述べた。

貯蔵容器内の確認作業を気密が完全に保たれない設備で行い、半面マスクを使っていたことについても、「適切な作業ではなかったと思う。プルトニウムを扱うときは相当注意が必要だ」と指摘した。

原子力機構の安全対策について「以前、児玉敏雄理事長に相当な覚悟を迫ったが、改善されず、兆しも見えない。相当重症だ」と危機感を示した。 (高岡健作)

茨城新聞社