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甲子園で一発&全打点 西武・中村に阪神が熱視線のワケ

6/15(木) 12:00配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 虎将の腰も浮く。

 14日の阪神戦で、西武の中村剛也(33)が八面六臂の活躍をした。初回に先制適時打を放つと、三回には14号3ラン。3打数2安打4打点とチームの全打点を叩き出し、甲子園の阪神ファンにため息をつかせた。

 その一方で、阪神の金本監督は目をギラつかせていたんじゃないか。なにせ、大好物は「右のホームランバッター」というご仁。チーム編成にも合致するとなれば、なおさらだ。

 現在の阪神は右の大砲が不在。オフにゴメスを切って獲得したキャンベルは、もともと中距離ヒッターだ。案の定、期待に応えられず、4月下旬に昇格するも21試合で1本塁打5打点、打率.191とサッパリ。今月7日に二軍落ちした。若手の中谷将大(24=7本塁打)が育ってきているが、まだまだ力不足。

 そこでこの「おかわりくん」だ。阪神は日本ハムの中田翔(28)に目を付けているともっぱらだが、右の大砲という点では中村の方がはるかに上。本塁打王6回、打点王3回。満塁ホームラン通算16本に至っては日本記録だ。

 本職が三塁というのも、阪神にとっては好都合。もっか三塁を守っている鳥谷敬は、今月26日の誕生日で36歳になる。後釜が中村ならば、穴埋めどころかおつりがくる。

 13年オフに西武と結んだ4年総額20億円の大型契約は、今季が最終年。オフの交渉次第では、FA流出の可能性もゼロではない。当然、西武もみすみす流出させるとは思えないが、資金力勝負となれば阪神に軍配が上がる。

 この日の一発で、セ・パ12球団の全本拠地でのホームランを達成した中村は、大阪生まれ大阪育ち、大阪桐蔭出身。来季はタテジマか。