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ヤクルト由規が2勝目 父親の“アクシデント”が一役買う

6/15(木) 12:00配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 14日の楽天戦に先発した由規(27)。6四球と制球に苦しみながらも7回1失点で今季2勝目を挙げた。お立ち台での「とにかく仙台人らしく粘っこくいきました」という相手の楽天を意識したコメントには、余裕すら感じられた。

 ヤクルトは交流戦14試合目にして初のホームでの勝利。由規は試合後、「四球が多かったけど、伊藤(智仁投手)コーチに『四球は何個出してもゼロに抑えれば問題ないから』と声をかけられて開き直れた」と振り返った。さらに、精度を高めているフォークについては「前に比べたら首を振って自分の意思で投げている部分もあるので、自信になってきたのかなと思う」と話した。

 その一方で、自身の課題については「技術面以上に精神面にある」と、こう分析する。

「前回(1日のオリックス戦)は、変化球ありきのストレートになってしまっていた。ピンチになるとどうしても腕が“緩む”ので、そこをしっかり振り切るように意識しています。精神的に追い込まれて、ピッチングに変化が出て不安定になるのが自分の課題なので、もっと大胆な気持ちで投げなきゃなと」

 この日はその精神面をクリア。自身のメンタルコントロールに一役買う“アクシデント”もあった。

「投げる日はいつも、父親からLINEでものすごく長文のメールが来るんです。しかも試合の1時間前くらいに。書いてあることも評論家みたいな内容で、しかも当たっていることが結構書いてあったりすると、それを読んで頭がぐちゃぐちゃになっちゃう。でも、数日前に父親の携帯電話が水没してLINEが打てなくなったらしくて、今日も送られてこなかったんです。勝てたのはそのメールがなかったおかげかな(笑い)」

 息子の登板日にはできるだけ球場に駆けつけている父・均さん。この日も母の美也さんと共にスタンドで勇姿を見守っていた。結果を残したものの、間隔を空けての登板となるため、きょう15日に再び抹消される予定。「早くローテで投げられるようになりたい」と話した由規は試合後、家族の待つ店に食事をしに向かった。