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民主主義破壊に負けない 「共謀罪」成立で抗議活動

6/15(木) 23:25配信

京都新聞

 「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法が成立した15日、京滋の各地で同法への抗議活動が繰り広げられた。京都市中京区の市役所前で開かれた集会には約800人(主催者発表)が参加し、参院法務委員会の採決を省略する異例の手を使った与党の姿勢に、「強行採決は許せない」「国民をばかにしている」と声を上げた。
 集会は「共謀罪を4度目も廃案にさせるALL京都」など4団体の主催。京都大の高山佳奈子教授(刑法)が「テロ等準備罪という名前にも関わらず、テロ対策の内容は含まれていない。民主主義を破壊する勢力に負けてはいけない」と訴えた。集会後、参加者は横断幕やプラカードを手に河原町通をデモ行進した。
 立命館大大学院の酒井麻依子さん(27)=左京区=は「与党は説明を放棄していて国民を軽視しているとしか思えない。今反対の声を上げないと大変なことになる」と話し、建設業竹内豊さん(39)=伏見区=は「おかしいことをおかしいと言えなくなる世の中が来るかもしれないと思うと恐ろしい」と嘆いた。
 父親が戦時中に治安維持法で逮捕された会社員白坂有子さん(60)=東山区=は「亡き父が今の状況を見たら悲しむと思う。黙らずに今後も声を上げ続ける」と訴えた。
 滋賀県でもJRの主要駅3カ所で市民団体が抗議活動を展開した。計約100人が参加し、チラシを配り同法の問題点を訴えた。

最終更新:6/15(木) 23:25
京都新聞