ここから本文です

<LGBT>戸籍の性別変えた市議が議会質問 埼玉

6/15(木) 11:24配信

毎日新聞

 性的少数者(LGBTなど)として戸籍を女性から男性に変えた埼玉県入間市の細田智也市議(25)が14日、今年3月の市議選で初当選後、市議会本会議で初の一般質問に立った。緊張し通しだったというものの、市のLGBTへの取り組みをただし「これからも理解を広げるための提案を続けたい」と意気込んだ。【清藤天】

 細田市議は同県飯能市で生まれ、入間市で育っった。幼い頃から心と体の性に違和感を持ち、高校時代に一層強くなった。大学進学後に母親に打ち明け、2015年に性別適合手術を受け戸籍も変えた。

 大学時代にはLGBTの啓発活動に参加。「地元でも存在を知ってほしい」と昨年11月、臨床検査技師として働いていた静岡県内の病院をやめた。「当事者だからこそ伝えられることがある。誰もが認め合える社会を作りたい」と市議選に出馬し、初当選した。

 地元に戻り、LGBTが受け入れられづらい空気があると感じた。こうした理由で、入間市内で働いているのに東京で暮らす人がいることも知った。

 一般質問では▽市職員や教職員への研修状況▽相談体制やいじめ防止など教育現場での取り組み▽市民に対する啓発活動--など、市のLGBTに対する認識や取り組みをただした。LGBTの象徴とされる「レインボーフラッグ」を市役所窓口に置き、研修などを受けた職員らがレインボーバッジを付けることも提案。「互いに尊重し合える社会の構築が重要だ」と述べ、関係条例の制定を求めて質問を終えた。

 これに対し、田中龍夫市長の答弁は「(職員らが)研修などで理解を深めることが肝要」などと述べるにとどまった。手応えは今一つのようだったが、細田市議は「これからも市に提案を続け、市民向けの講演会を開くなど啓発を進めたい」と話した。

最終更新:6/15(木) 13:24
毎日新聞

Yahoo!ニュースからのお知らせ