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<金塊密輸>成田経由で33キロ 千葉県警が10人逮捕

6/15(木) 11:26配信

毎日新聞

 金塊約33キロ(約1億5000万円相当)を韓国から成田空港経由で密輸し、消費税納付を免れようとしたとして、千葉県警は15日、関税法違反や消費税法違反などの疑いで、同県や東京都などに住む日本人の男女計10人を逮捕した。10人は金塊の買い付けや「運び役」への指示などを担う密輸グループの幹部とみられる。国内では消費税率が上がった2014年ごろから金の密輸が急増しており、県警はグループの実態解明を進める。

 金を輸入する場合は税関に申告し、金の購入額に基づく消費税を納める必要がある。申告せずに持ち込んだ金を転売すれば、国内での買い手が支払う消費税分が利益となる。仮に今回密輸された場合、容疑者らは約1000万円の利益を得たとみられる。

 捜査関係者によると、逮捕された10人は15年秋、別の男女8人に金塊計約33キロを韓国から成田空港に運ばせ、税関に申告させずに消費税納付を免れようとした疑いがもたれている。土産物の袋の底などに隠していたといい、東京税関成田税関支署が発見した。県警は今後、男女8人を「運び役」として書類送検する。

 同支署によると、成田空港での金の密輸に対する行政処分は、13年7月~14年6月=4件▽14年7月~15年6月=70件▽15年7月~16年6月=133件--と急増。同支署は「消費税増税で、より多くの転売益が見込めるようになったためではないか」とみる。金の購入に消費税がかからない韓国や香港などからの密輸が多く、下着の中やパソコンのバッテリーの中に隠すケースもあったという。【斎藤文太郎、富美月、秋丸生帆】

最終更新:6/15(木) 11:26
毎日新聞