ここから本文です

「成立良かった」「究極の強行」=与野党、徹夜で攻防―「共謀罪」法

6/15(木) 9:38配信

時事通信

 「共謀罪」の構成要件を改めた「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法成立をめぐり、与野党は徹夜で攻防を繰り広げた。

 与党は成立を評価する一方、野党は法廃止を目指す決意を訴えた。15日朝まで続いた駆け引きに、与野党議員には疲労の色もにじんだ。

 法成立を受け、自民党の松山政司参院国対委員長は記者団に「国民に理解をいただけるよう引き続き努力する」と述べた。委員会採決を省略する「中間報告」を行ったことについては「会期内に成立させるためには、この選択が適当だった」と強調した。

 公明党の山口那津男代表は記者団に「国際社会と連携してテロを防止できるという点で大変良かった。引き続き法の内容、趣旨を丁寧に説明する努力を続けたい」と語った。

 これに対し民進党の蓮舫代表は、与党の対応を「究極の強行採決だ」と厳しく批判。「強行で通ってしまったら終わりではない。ゼロに戻すというのは一つの目標だ」と述べ、「共謀罪」法廃止を目指す考えを示した。

 共産党の志位和夫委員長は記者会見で「中間報告という異常な禁じ手を使っての採決強行に強く抗議したい」とし、「この日をスタートに、共謀罪法を廃止するための新たな戦いを全国で起こすことを呼び掛けたい」と力説した。

 与党の参院議員は口々に「眠い、眠い」と漏らした。野党幹部の一人は、15日未明の衆院本会議に出席した後、参院本会議も傍聴し、「くたびれた」と語った。 

最終更新:6/15(木) 10:52
時事通信

Yahoo!ニュースからのお知らせ