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【ヤクルト】由規、今季本拠地初勝利でお立ち台「やっとここに来られました」

6/15(木) 6:04配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 ヤクルト3―2楽天(14日・神宮)

 ありったけの力を振り絞った。7回2死。由規はペゲーロをこの日最速の152キロ直球などで追い込むと、最後はスライダーで空振り三振に仕留めた。今季の神宮初登板で7回3安打1失点。2勝目を挙げた。交流戦では11年5月26日のオリックス戦(神宮)以来、2211日ぶりの白星。お立ち台では「(神宮では)勝手に気持ちが入る。やっとここに来られました。仙台人らしく、粘って投げようと思っていました」と笑みを浮かべた。

 2回は3四球などで2死満塁したが、安楽を三ゴロに抑えて危機を脱した。この日は計6四球を与えるも、伊藤投手コーチから「四球を何個出しても、ゼロに抑えれば問題ない。腕を振って投げて来い」と背中を押された。要所では左打者の外角にスライダーが決まり、フォークもよく落ちた。15日には再び登録抹消となるが、「いろんな球を、自分の思うように投げられました」と手応えをつかんだ。

 今季から、スパイクの両かかと部分に2つの「クローバー」が加わった。右腕にとって、グラブのウェブなどにもデザインしている特別なマークだ。13年の右肩手術後、早期復帰を願うファンが四つ葉のクローバーを届けてくれた。長い長いリハビリ時代。だが、今では大切な記憶になっている。「クローバーは、僕にとっての『お守り』なんです」。ピンチの場面でも、足元から力がみなぎってきた。

 チームは交流戦開幕から引き分けを挟んで10連敗を喫するなど、苦しい状況が続いている。そんな中、チーム最年長の石川が投手陣を集めて贈った言葉がある。「日々新たなり」。由規は言った。「過去のことは忘れて、目の前の試合に勝つことに集中するだけです」。復活2年目。後ろは向かない。また新たな歴史を作っていく。(中村 晃大)

最終更新:6/23(金) 1:21
スポーツ報知