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埼玉版ハローワーク 平日随時に企業面接会 求職者も事前予約不要

6/15(木) 7:55配信

産経新聞

 人手不足の問題が深刻化する中、県は平成29年度から独自に無料職業紹介を行う「埼玉版ハローワーク」を始めている。国のハローワークとは異なる企業面接会を開催しているほか、人材確保が難しくなっている現状を踏まえ、企業の求人相談を充実させる取り組みにも乗り出している。(黄金崎元)

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 県は29年度から、さいたま市南区の武蔵浦和駅前にある「ハローワーク浦和・就業支援サテライト」に企業の求人相談や面接会を開催する独自の「埼玉県企業人材サポートデスク」を設置した。

 5月からサポートデスク主催の企業面接会を平日に随時開催している。すぐに人手を確保したい企業は申込書を送るだけで簡単に面接会を開くことができる。求職者も事前予約なく、服装自由、履歴書不要で面接を受けられる。

 5月15日~6月7日には、製造業や運送業など23社が面接会を開き、83人が参加。その場で役員面接のアポイントを決める参加者もいたという。県産業労働部就業支援課では「今年度は約200社の面接会を開いて求職者とのマッチングを支援したい」としている。

 サポートデスクは売り手市場の現状を踏まえ、人材を採用できない企業に求人票の作成などのアドバイスも行っている。上田清司知事は会見で「従来のハローワークは求職者の支援に重点を置いていたが、埼玉版は人を求める企業が相談できる仕掛けも考えた」と説明した。

 埼玉版では、働き方改革に力を入れている企業と求職者とのマッチングを行う「レインボー面接会」も開催する。29年度は7、9、11月、来年2月の計4回行う。女性や高齢者の活躍を推進する企業中心の面接会を開いて、新たな機会を創出するのが狙いだ。

 これまで自治体の無料職業紹介は国への届け出が必要だったが、昨年5月の法改正で自由に行えるようになり、全国で地方版のハローワークが広がっている。地域によって雇用の事情は異なり、働き方も多様化している中で、地方版のハローワークに注目が集まっている。埼玉版が新たなマッチングのモデルを生み出せるか、真価が問われる。

最終更新:6/15(木) 7:55
産経新聞

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