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「ここまでやるのか」=「共謀罪」採決強行に憤り―国会前

6/15(木) 11:09配信

時事通信

 「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法が参院で可決、成立した15日朝、国会前で市民らが反対デモを行った。

 委員会採決を省略し本会議に持ち込む与党側の強行に、参加者からは「ここまでやるのか」「加計学園問題の疑惑隠しだ」と憤りの声が上がった。

 デモは14日から夜通しで実施。成立後も200人ほどが残り、「共謀罪は必ず廃止」などとシュプレヒコールを上げた。参院本会議で反対票を投じた野党議員らも駆け付け、「政府の言っていることは矛盾だらけだ」と訴えた。

 デモに参加した東京都墨田区の団体職員宮川敏一さん(68)は「参院は『良識の府』のはずだが、議論を放棄した。これでは参院は要らないということになりかねない」と批判。「悔しい。でも、改正法を廃止するために落胆している暇はない」と前を向いた。

 「こんなの民主国家じゃない」。練馬区の元高校教師安達洋子さん(69)は嘆き、「数の力で押し通すなんて許せない」と糾弾した。安倍晋三首相は、憲法9条を改正して2020年の施行を目指しているが、「今回のような手順を無視したことがまた起きるのでは」と危機感を募らせた。 

最終更新:6/15(木) 11:30
時事通信