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<大阪万博誘致>誘致レース早くも過熱 PR各国に特色

6/15(木) 13:07配信

毎日新聞

 【パリ念佛明奈】2025年国際博覧会(万博)の誘致に向け、14日にパリ市内であった初のプレゼンテーションでは、日本以外の3カ国も構想概要や開催候補地の特色を披露し、自国の優位性を強調した。誘致レースは早くも過熱している。

 4カ国の誘致関係者は映像などを交え、持ち時間の20分を使って博覧会国際事務局(BIE)総会に出席した加盟国にPRした。

 真っ先に立候補したフランスは、過去に何度も万博を開催した経緯から「パリは万博の歴史と密接につながっている」と強調。21世紀にふさわしい万博として若者にアイデアの提案を呼びかけているほか、米国が離脱を表明した地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」の功績を万博に生かすことなども説明した。

 ロシアはドバイ(アラブ首長国連邦)開催が決まった20年万博の誘致レースで、エカテリンブルクが次点だった経緯に触れ「素晴らしい万博を開催するため1位を譲った」と強気。政府の全面的な支援を得ており、18年のサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会の会場の一つとなっていることも訴えた。

 最後に立候補を申請したアゼルバイジャンは、バクーが「世界で最も美しい都市」と呼ばれ、テーマの「人という資源」の背景に、シルクロードの中継地として多様性のある文化が育まれた経緯を説明した。自動車のF1など国際イベントを多数開催している実績もアピールした。

 各国のプレゼン終了後、アゼルバイジャンと領有権争いを抱える隣国アルメニアの代表が「未来や人類のためのプロジェクトとしてふさわしくない」と発言し、バクー開催に反対する一幕も。BIEのステーン・クリステンセン議長は「BIE総会は政治的な場ではない」とたしなめた。

 プレゼン終了後、カンボジア大使館参事官のチアン・ティラさんは「日本は1970年万博の実績が印象に残った。投票先は決めていないが大阪も良い街のようだ」。カメルーン政府代表のモトンビー・ジョセフ・ドゥンベさんも「日本は経済大国で技術力も高く、インフラが発達しているイメージ。万博誘致のアピールポイントになるだろう」と話すなど、大阪への高い評価が聞かれた。

最終更新:6/15(木) 13:13
毎日新聞