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マーケティング施策に反応しない「ネコ型顧客」が6割、ネットイヤーグループが調査

6/15(木) 14:17配信

ITmedia マーケティング

 ネットイヤーグループは2017年6月15日、顧客セグメントの新たな視点として「ネコ型顧客」「イヌ型顧客」の2つを定義し、それぞれに有効なマーケティングコミュニケーションの調査研究をする取り組みを開始した。

ネコ型顧客のペルソナ

 企業のマーケティング担当者間では「マーケティング施策がきっかけではないが、高い頻度でそのブランドを買ってくれるお客さまが一定数存在している。ただし、施策に反応しないため行動データも取りにくく、顧客像がつかみにくい」という声がある。今回開始した取り組みは、この実態を探るべくためのものだ。

 調査対象は、好きなブランドがあり、そのブランドの購入頻度が高いと思う10~60代の男女6万人。好きなブランド・企業の会員サービスへの加入状況(サービスがない場合は加入意向)、メルマガの購読状況、クーポンの利用状況など15項目にわたるアンケートを実施した。

 この結果から、そのブランドが大好きだけど従来のマーティング施策には反応しないタイプを「ネコ型顧客」、そのブランドが大好きでブランドが行うマーケティング施策に従順に反応するタイプを「イヌ型顧客」とセグメント化したところ、全体の57%がマーケティング施策に反応しないネコ型顧客であることが明らかになった。

 同調査とデプスインタビューを活用して行った分析によると、ネコ型は自分の価値基準が明確で、自分の目で確かめたい、周囲やトレンドに左右されないという傾向がある一方、イヌ型は、トレンドに敏感で世の中の動きをキャッチしていきたい、周囲や世の中と関わっていたいという傾向が見られた。

 ブランドに対する考え方にも違いがあり、ネコ型は「ブランドの商品やサービスの価値が好きであり、周囲の評判は関係ない」というスタンスであるのに対し、イヌ型は「ブランドを取り巻く環境を含めて、そのブランドが好き」というスタンスだと考えられるという。

 ネットイヤーグループは、顧客データから姿が見えにくいネコ型顧客に着目することでブランドはさらに成長することができると指摘。ネコ型顧客に対してどのようなコミュニケーションを取るべきかを研究する「ネコラボ」を設立し、ネコ型顧客について深堀りを行うという。今後の調査研究結果については、2017年7月開設予定の「ネコラボブログ」で公開していく。