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【西武】中村、甲子園初弾で12球団本拠地アーチ達成「やりました!」

6/15(木) 6:05配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 阪神2―4西武(14日・甲子園)

 快音が響いた。浜風をものともせずに中村の打球がフェンスを越えていった。1点リードの3回2死一、二塁。能見の外角高め130キロを振り抜いた。大きな弧を描いた打球は右翼への14号3ラン。「(能見対策として)チームとして高めを狙おうということだった。しっかり我慢して打てた」。歴代1位の交流戦本塁打を71本に伸ばしただけでなく、甲子園ではプロ初の一発。12球団全本拠地での本塁打を達成し、ベンチでは「やりました!」と喜んだ。

 6度本塁打王を獲得している球界屈指のスラッガー。だが昨季は右膝痛に苦しみ、従来の940グラムよりも軽い910~20グラムのバットを試したこともあった。しかし今季使用しているのは従来の重さのバット。その理由をこう説明していた。

 「やっぱり振りやすかったから。ずっと重たいのを使っていたから、(軽いのでは)振っている感覚がなかった。軽いのでも910~20グラムくらいはあるんだけど、やっぱり940グラムの方が1番しっくりくる」

 春季キャンプ前の自主トレ期間には、西武第二球場に隣接する室内練習場に毎日のように現れてマシン相手に打撃練習。時には1時間近く、延々と打ち続ける姿があった。道具へのこだわりと、積み上げてきた技術。それが衰えぬ長打力を支えている。

 初回2死一、二塁では右前適時打を放ち、2安打4打点。チームは交流戦2位に浮上し、球団初の交流戦Vも射程圏内だ。全得点をたたき出す活躍を、辻監督は「よく打ってくれた。おかわりさまさまだね」とたたえた。左脇腹の違和感のため4試合に欠場し、13日から復帰したが「特別変わったこともない。いつも通りにやるだけ」と中村。背番号60が戻った重量打線が、やっぱり1番しっくりくる。(小島 和之)

最終更新:6/23(金) 11:00
スポーツ報知

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