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熊本地震「畑の断層」を震災遺構に 益城町、文化財指定

6/15(木) 14:33配信

朝日新聞デジタル

 熊本県益城町は、昨年4月の熊本地震で町内の畑に現れた活断層の横ずれを町の文化財(天然記念物)に指定した。災害の記憶を後世に伝える「震災遺構」として保存し、防災教育などへの活用を目指す。

【写真】熊本地震の断層でずれた畑の区画にそのまま植えられた麦が生えそろい、「横ずれ」が再びくっきりと見えるようになった=4月30日、熊本県益城町、岩田誠司撮影

 指定されたのは、同町上陳の堂園地区の地表に現れた布田川断層帯の一部。畑や道路を横切り、長さは約180メートル、ずれ幅は最大で約2・4メートルになる。もとは直線だった畑と畑の間のあぜが寸断され、活断層の脅威が一目でわかる。指定は7日付。

 町はあぜをずれたまま維持できるよう地権者らと相談し、農業や日常生活と両立した保存を進めていく同意を得た。今後、住民や有識者らと活用方法の検討をしながら、国指定文化財への昇格を目指していくという。(平井良和)

朝日新聞社