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愛好家、偽物の増加を懸念 東京五輪のピンバッジ

6/15(木) 15:30配信

朝日新聞デジタル

 2020年東京五輪・パラリンピックの偽ピンバッジが違法に販売されていた事件で、愛好家らが憤りの声をあげている。

 「あまりにもひどい偽物だ。摘発されてよかった」。こう話すのは、ピンバッジ愛好家でつくる「東京ピンクラブ」(会員数約100人)事務局長の竹之内勇さん(62)。

 竹之内さんによると、国内で五輪のピンバッジ収集が本格的に広まったのは、1998年の長野五輪がきっかけ。五輪やW杯、万博など、大きな催しの度に愛好家が増えるという。「イベントの後、ピンバッジに思い出を託して仲間と交流するのがコレクターの楽しみです」

 主催者側が公式に販売しているもののほか、スポンサー企業やメディアが販売促進や謝礼用につくったり、各国の選手団が交流のためにつくったりする非売品もあり、コレクターの間で特に人気がある。中には一個あたり5万~6万円ほどで取引される「プレミアもの」も。リオ五輪・パラリンピックの際は、日本のテレビ局がつくったドラえもんやピカチュウのバッジが人気を集めた。

 一方、ネットを中心に出回る偽物も後を絶たないという。素人には見極めるのが困難なほど精巧なものもあり、竹之内さんらクラブのメンバーはブログ上で偽物情報を公表。「東京五輪本番が近づくにつれて、偽物も増えていくでしょう」と注意を促している。(荒ちひろ)

朝日新聞社