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<加計学園>文科相会見一問一答(1)冒頭発言

6/15(木) 15:59配信

毎日新聞

 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り、内閣府が文部科学省に早期の開学を促した文書について、松野博一文科相は記者会見で「前回の調査で確認できなかった文書の存在が明らかになったことは大変に申し訳なく、結果を真摯(しんし)に受け止めている」と話し、「確認できなかった」と結論づけた先月19日の調査結果を覆した。松野文科相の冒頭発言は以下の通り。【大村健一/統合デジタル取材センター】

【松野文科相会見を動画で】

 ◇提示された19の文書のうち14を確認

 国家戦略特区における、獣医学部新設に関わる文書の追加調査結果について報告する。6月9、13日の閣議後記者会見で説明したとおり、文科省においては前回の調査結果発表後、「追加調査を行うべきだ」との国民の皆様の声が多く寄せられたことを総合的に判断し、安倍総理から「徹底した調査を速やかにするように」と指示を受けて追加調査を進めてきたが、その結果がまとまったので報告する。

 具体的には民進党などから提示された19の文書やメールを対象に、その存否等を明らかにするため、前回、調査を行った担当の専門教育課の国家戦略特区の共有フォルダーに加え、専門教育課のその他共有フォルダーや、設置認可や国家戦略特区の窓口である高等教育企画課、私学行政課、行政改革推進室の関係3課室の共有フォルダーまで調査範囲を拡大した。ヒアリングの対象についても前回の7人に加え、今回は提示されたメールの宛先となった関係3課室の職員19人を新たに対象とし、ヒアリングも丁寧に実施した。

 この結果、19の文書のうち14の文書については前回の調査対象となった共有フォルダー以外の、今回新たに調査対象とした共有フォルダー、または個人フォルダーまたはメールボックスにおいて、同趣旨の記述のある三つの文書を含め、同内容の文書の存在が確認できたが、2文書については存在が確認できなかったとの調査結果が得られた。

 ◇「前回確認できなかった文書の存在が明らかになったことは大変に申し訳ない」

 なお、三つの文書については法人の利益に関わるものであり、慎重な対応が必要なことから、現在のところ存否を含め、存在を明らかにできない。また、行政文書であっても、政策の意思決定に関わるものであって、行政機関の間の率直な意見交換が不当に損なわれる等の恐れがあるもの、個人のメモや備忘録については文書の情報は公開しないこととしているが、今回の追加調査は国民の声を真摯に受け止めて、徹底した調査を行うという特例的な調査で、文書の存否やその内容について通例とは異なる対応をした。

 文科省は今回、徹底的な調査を行い、以上のような調査結果を得た。前回調査はその時点では合理的な調査であったと考えるものの、結果として前回調査の対象以外の共有フォルダーにおいて文書の存在が確認されるなど、前回は確認できなかった文書の存在が明らかになったことは大変に申し訳なく、私としても、この結果を真摯に受け止めている。

最終更新:6/16(金) 1:50
毎日新聞