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【巨人】移籍後初登板の山口俊を支えた、3代で紡がれた師弟の絆

6/15(木) 6:22配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人3―0ソフトバンク(14日・東京ドーム)

 巨人が、セ球団初のノーヒットリレーを達成した。移籍後初登板となった山口俊が6回まで無安打無失点、8奪三振の快投デビューで今季初勝利。7、8回はマシソン、9回もカミネロがヒットを許さず、06年に日本ハムがソフトバンク相手に達成して以来、プロ野球史上4度目の快挙を成し遂げた。

 2人の師匠の存在が、山口俊復活への道しるべとなった。1人はDeNA時代の14年、先発転向を支えてくれた木塚投手コーチ。教えの中で今も忘れず心がけていることがある。「合気道の呼吸法です。冷静になれるんです」。この日も東京Dのど真ん中で行ったルーチン。移籍後初登板という緊張を、師から教わった呼吸法で切り抜けた。

 もう1人は小谷巡回投手コーチだ。右肩違和感に苦しみ、3軍生活を送っていた春先。小谷コーチはそんな右腕の姿に「一度痛めたところは、怖さがある。怖さで自分にストップをかけてしまうことがある」とおもんばかった。近くにいる理解者の存在で、背番号42は、復帰を目指すことができた。

 小谷巡回投手コーチは横浜コーチ時代、現役時代の木塚コーチを指導。いわば“師匠の師匠”に当たる名伯楽だ。山口俊は“師”が信頼する小谷コーチにも自発的にアドバイスを求め、復活への階段を上がっていった。待ち望んだ移籍後初勝利。その裏には、“3代”で紡がれた師弟の絆があった。(原島 海)

最終更新:6/15(木) 23:17
スポーツ報知

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