ここから本文です

【巨人】坂本、112打席ぶりアーチ!指2本分バット短く持ちフルスイング

6/15(木) 5:57配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人3―0ソフトバンク(14日・東京ドーム)

 その瞬間、バットを投げ捨て、右の拳をベンチに向かって突き上げた。総立ちのナインを見て坂本勇は「うっしゃー!」と雄たけびを上げた。「山口さんがいいテンポで投げてくれたので先制点という形で取れて良かったです」。FA右腕の好投に応える一撃を左翼席中段にぶち込んだ。

 両軍無得点の6回1死一塁。バットを指2本分ほど短く持ち、つなぐ意識で打席に立った。1ボールからの2球目をフルスイングで粉砕した。1試合2発を放った5月10日の阪神戦(東京D)以来、1か月ぶりの7号先制2ラン。112打席ぶりのアーチに「一振りで仕留めることができて良かった。久しぶりに完璧に打てました」と納得の表情で振り返った。

 下半身のコンディション不良と闘いながら打撃フォームも試行錯誤する。8回には2打席連発となる8号ソロを左中間席中段にたたき込み、試合を決定づけた。「練習でなかなか強い打球がいかないので、そこは工夫しながら強い打球が飛ぶようにと思ってやっている。それが良い結果につながった」と分析。安打の確率を上げるため、近年は右方向への強い打球を意識してきたが、ここ数日は引っ張りの意識を徹底。10年に自己最多の31発中27発が左方向へのアーチ。元来はプルヒッターだけに、勇人らしい豪快な2発だった。若き主将の活躍に由伸監督も「2本とも本当に完璧なすごいホームランだったね」と感嘆の声を上げた。

 普段はクールな男がいつにも増して燃えている。13日の同カード(東京D)では3回に先制の適時二塁打を放った際には両手を上げてベンチに向かってポーズを決めた。主将がナインを鼓舞する姿を目にした実松は「キャプテンとして、雰囲気を良くしようとしているんじゃないかな。そういう姿勢はすごく感じるよ」と気持ちを揺さぶられた。記録に残らない“プレー”でも貢献度は大きい。

 この日は「王貞治本塁打世界記録樹立40周年企画」と銘打たれ、元巨人・王貞治さんが5回終了後にグラウンドに登場した。坂本勇は「本当に偉大な方」と敬意を表しつつ、「今日は(王さんの)代名詞のホームランが2本打てた。(その2発で)チームが勝てたことが良かった」と大粒の汗を拭った。

 「1個勝つのは難しいとみんな感じていることだと思う。連勝したからといって明日は簡単には勝たせてくれないと思う。今日のことは忘れてやっていきたい。こういう連勝から乗っていかないといけない」と2戦連続V打の背番号6。気を引き締め直し、明日へと視線を向けた。(長井 毅)

最終更新:6/15(木) 5:57
スポーツ報知

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合6/28(水) 23:50