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【巨人】イチも昌も俊も…名選手は薬指で立つ 「ワールドウィング」小山代表が明かす山口俊秘話

6/15(木) 7:13配信

スポーツ報知

 巨人・山口俊がオフに自主トレを行う鳥取市内のトレーニング研究施設「ワールドウィング」の代表・小山裕史氏(60)が、初登板初勝利を祝福した。初動負荷理論のもと、マーリンズ・イチローや元中日・山本昌氏ら多くのアスリートを指導する同氏が秘話を明かした。

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 まずは俊ちゃん、おめでとう。テレビで投げる姿を見ていて感動しました。

 今日の俊ちゃんはマウンド上での立ち姿が素晴らしかったです。軸足の右足が絶対に親指重心にならず、薬指で立ってそこから体重移動する。これはイチローくんや山本昌くんを始め、みんなそう。私の中で名選手の証しです。

 昔は「親指に体重を乗せて投げなさい」という指導者が多かった。しかし、親指というのは動きを止める役割がある。親指で立ってしまうと、そこでグッとブレーキがかかってしまい、身体の様々な部分に負担がかかる。俊ちゃんはとてもクレバーで、このことを理解してくれています。

 右肩を痛めた時、私は俊ちゃんに「いい機会だと捉えよう」という話をして「上半身だけで投げようとすると肩、肘に負担がかかる。下半身をタイミングよく使う練習をしよう」と話しました。今日はフォームがものすごくゆったりしてて理想的な身体の使い方。本当に素敵(すてき)でした。

 FAになった時、俊ちゃんが「今の自分があるのは小山先生のおかげです。先生に出会って全く違う身体の動きになった。今まで何をやってきたんだろう」と言ってくれました。これからも応援しています。

 ◆小山 裕史(こやま・やすし)1956年11月14日、鳥取県生まれ。60歳。鳥取東高、大経大を経て鳥取市にスポーツジム「ワールドウィング」創設。94年に、運動の「初動」時にピークの負荷をかけ、その負荷を適切に減少させていくことで筋肉の収縮速度を加速させ、パワーの増大を図るという「初動負荷理論」を構築し発表。早大大学院人間科学研究科博士課程修了。現在は株式会社ワールドウィングエンタープライズ代表、高崎健康福祉大保健医療学部理学療法学科教授。初動負荷理論、神経と脳科学を専門とする動作科学の研究者。

 ◆初動負荷理論 小山裕史代表が提唱。運動の「初動」時にピークの負荷をかけ、その負荷を適切に減少させていくことで筋肉の収縮速度を加速させ、パワーの増大を図る。身体根幹部の筋肉で発揮した力をうまく使って手足などの末端部を動かすことを目指し、末端部にある腕や膝、ふくらはぎなどは余計な筋肉がなくリラックスした状態にあることが望ましいとされる。

最終更新:6/15(木) 18:27
スポーツ報知

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