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感染症か 川崎の幼稚園で2園児死亡 原因特定できず

6/15(木) 7:55配信

産経新聞

 川崎市は14日、川崎区の私立幼稚園に通っていた同じクラスの男児と女児の計2人が、6日と12日に相次いで亡くなったと発表した。市は感染症による病死の疑いがあるとして原因を調査しているが、現段階でウイルスなどの特定には至っておらず、国立感染症研究所にも調査を依頼した。

 同市から連絡を受けた厚生労働省は14日、同省の感染症担当者1人を市に派遣した。

 園児が亡くなったのは、川崎区の私立大師幼稚園で、亡くなったのは女児(4)、男児(4)の2人。現時点で死因は不明という。

 6日に亡くなった女児は、4日に自宅で嘔吐(おうと)や胸の痛みなどの症状があり、医療機関を受診、急性胃腸炎と診断された。5日は発熱と嘔吐があり園を欠席、6日未明に症状が悪化し、搬送先の市立川崎病院で亡くなった。

 12日に亡くなった男児は、同日朝に親が発熱を確認。午前11時ごろにけいれんを起こしたため救急搬送したが、正午過ぎに搬送先の市立川崎病院で亡くなった。

 同病院が神奈川県警に連絡し同日午後、県警から市に連絡があったという。

 市によると、2人の家族に同様の症状はない。2人が亡くなったことを受け、他の園児も医療機関を受診しており、これまでに、風邪のような症状がある園児がいるものの、重い症状の事例は出ていないという。

 園は13~18日まで自主休園し、保護者に対し、子供が体調不良を訴えた場合は、速やかに医療機関を受診するよう呼びかけている。

 同市の坂元昇医務監は「感染症だとしても、新型インフルエンザなどではないと推測でき、大きく広がることはない」と説明。「市としてはできる範囲で感染症の観点から広がりを防ぎ、積極的に調査をしながらこれ以上不幸なことを起こさないようにしたい」と述べた。

 同園は、昨年5月1日時点では3~5歳児の6クラスで構成され、207人が在籍していた。

最終更新:6/15(木) 8:32
産経新聞