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山下大輔氏 大学で特別講義「初めての体験 この年になって新鮮な気持ちに」

6/15(木) 17:27配信

スポニチアネックス

 元横浜(現DeNA)監督の山下大輔氏(65)が15日、千葉県流山市の江戸川大学で特別講義を行った。同大メディアコミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科の神田洋教授の「スポーツ・ライター、キャスター論2」と「スポーツジャーナリズム論1」の2コマで計200分間、質疑応答もふんだんに交え現役大学生と語り合った。

 山下氏は清水東、慶大を経て73年ドラフト1位で大洋(現DeNA)に入団。当時はウエーバー制で指名順がくじ引きとなっており、大洋が1位指名順のトップを獲得。いわゆる「いの一番」指名だった。「慶大1年春の早慶戦で取材を受けたのが、メディアとの最初の関わりだったと思う。その後、社会人野球に進もうかと思ったが、新聞記事で“プロが山下に注目”と読み、指名があるのならばと社会人に断りを入れてドラフトを待った」とスポーツメディアとの馴れ初めを明かした。

 講義には現役時代に愛用したグラブと硬式球を持参した。守備の達人で知られ、15年間の現役生活はわずか3個のグラブで通した。毎年グラブを変える選手も多いが「何よりも手の平に近い感触を重視した」という。遊撃手として歴代最多8度のダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)受賞。77年にはセ・リーグの、翌年には日本記録となる遊撃手の連続守備無失策記録を樹立した。「よく知る記者が“最近エラーしてないね”と言って調べてくれたら、そういう記録が出てきた」。まだ守備に脚光が当たりづらかった当時らしいメディアとの関わりだった。

 受講した約50人の学生は球団職員やマネジメントなど広くスポーツビジネス業界を志しており、ライター志望も多かった。「こちらの努力や考え、こだわりなどを理解してくれる。じっと見てくれている方。そういう人に取材されると、いい加減な答えはできなかった。野球経験がある、ない、ではない。見て分からなければ、それを聞く。それが取材する側のプロだと思うし、こちらも誠意を持って答えないと、となる」と現役時代の経験から取材される側の思いを伝えた。

 講義を終えた山下氏は「学生たちにこうして話すのは初めての体験。この年になって実に新鮮な気持ちになりました」と感想を口に。プロ野球の現場は知らない学生たちと議論を重ね、「女性も多かった。これからの野球界にとってはより多くの層の方に興味を持ってもらうことが重要。プレー以外の話や角度を変えた情報も大事だと思う。広く野球の面白さを発信していきたいし、少しでも役立つことがあれば続けていきたい」と情報伝達の重要性を強調した。

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