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ライブハウスで原爆講話=被爆3世ら「若者に訴え」―東京・渋谷

6/15(木) 19:50配信

時事通信

 東京・渋谷のライブハウス「LOFT9 Shibuya」で15日、被爆者が登壇し、国連で交渉中の核兵器禁止条約について語るトークイベントが開かれた。

 被爆3世で大学院生の林田光弘さん(25)が企画。林田さんは「若い人や全国の人が、核の問題を考えるきっかけをつくりたかった」と話している。

 会場には若者を中心に約60人が集まった。長崎で被爆した日本原水爆被害者団体協議会代表委員の田中煕巳さん(85)や、広島の被爆者藤森俊希さん(73)ら被爆者4人が登壇し、パネルトークや被爆証言を行った。田中さんは「核兵器をなくすため、未来を背負う若い人が頑張ってほしい」と呼び掛けた。

 被爆3世のレゲエシンガーMetisさん(33)も参加し、原爆を題材とした「アオギリの木の下で…」を歌った。

 イベントは核兵器禁止条約制定を目指す運動「ヒバクシャ国際署名」の一環。田中さんは「今までどうやったら若い人が運動に加わってくれるのか分からなかった。被爆者だけでは出ない発想」と笑顔を見せた。

 被爆者と来場者が交流する時間も設けられた。フェイスブックやツイッターでも参加を呼び掛け、学生は入場無料とした。

 被爆者の話を初めて直接聞いたという会社員石倉綾子さん(34)は、「涙ぐんで話している生の声を聞いて、一歩踏み込んで戦争や他の国の動きを考えてみようと思った」と話した。 

最終更新:6/15(木) 21:49
時事通信