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12歳・木原が21歳以下の部で準V…卓球界にまた天才現る

6/16(金) 6:03配信

スポーツ報知

◆卓球ワールドツアージャパン・オープン萩村杯▽21歳以下女子シングルス決勝 梅村3-1木原(15日・東京体育館)

 21歳以下の部女子決勝で、12歳の木原美悠(エリートアカデミー)は梅村優香(17)=大阪・四天王寺高=に1―3で敗戦。史上最年少優勝は逃したが、堂々の準優勝に輝いた。5日に閉幕した世界選手権(ドイツ・デュッセルドルフ)男子シングルスで史上最年少の8強入りした張本智和(13)=エリートアカデミー=は、予選3回戦で梁靖崑(中国)に1―4で敗れ本戦出場を逃した。

 “スーパー中学生”木原は、頂点にあと一歩届かなかった。5歳上の梅村とは小4で敗れて以来の再戦。不規則な回転のサーブを駆使する相手に「あまり得意じゃない卓球。びっくりなボールでタイミングが遅れた」と力を発揮しきれなかった。昨年に張本が記録した12歳356日を上回る12歳316日での史上最年少Vを逃し「決勝まで来たので絶対に優勝したかった」と悔しさをにじませた。

 世代別で優勝を重ね、小5で全日本選手権一般の部で史上4人目の1大会2勝を挙げた。中学校に入学した4月から親元を離れ「オリンピックを目指したい」と平野美宇(17)、張本ら有望な選手が集まるエリートアカデミーに入校した。寮では同部屋の平野から卓球に取り組む姿勢などを学び、1学年上の張本は世界選手権で8強。「すごいと思う。自分もその人たちより、もっと強くなりたい」と刺激を受けた。

 エリートアカデミーでは食事の指導やウェートトレーニングで52キロだった体重は3~4キロ増え、力強さが増した。163センチと体格にも恵まれ、所属の渡辺隆司監督も「パワーがある。反応も良くて、大人のボールも難なくブロックできる」と太鼓判を押す。

 優勝には届かなかったが、12歳での決勝進出は胸を張れる。「1回戦で敗退するかと思ったので、少し自信がつきました。東京五輪は出たいんですけど、難しいと思う。東京の次を目指したい」と控えめだが、脅威の成長速度を考えれば3年後も決して夢物語ではなさそうだ。(林 直史)

最終更新:6/16(金) 15:32
スポーツ報知