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マラソンに外国人を いいざかプロジェクト

6/15(木) 10:48配信

福島民報

 福島市飯坂町の旅館、観光、農業関係者など有志でつくる「来て・観て・いいざかプロジェクト」の講演会は8日、市内飯坂町の福住旅舘で開かれた。自身もランナーとして国内を走りながら地方のマラソン大会にいかにして外国人を呼び込むかに取り組んでいる台湾人の立教大大学院生陳慶光さんが講演した。
 講演会は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響などに苦しむ飯坂温泉の活性化を目指し、昨年民営化した宮城県の仙台空港からの誘客を図ろうと開き、2回目。飯坂町茂庭で毎年11月に開いている「湯のまち飯坂・茂庭っ湖(もにわっこ)マラソン」を題材に、訪日外国人(インバウンド)の誘客について考えた。
 旅館や観光、農業、JA、行政関係者など約50人が参加した。陳さんは「インバウンドとスポーツツーリズム 飯坂温泉と湯のまち飯坂・茂庭っ湖マラソンの可能性について」と題し講演した。
 陳さんは「外国人ランナーは最近、地方都市のマラソン大会に参加するようになってきている」と現状を紹介。東京や大阪などの主要都市以外の大会に参加している外国人の約75%が台湾人や香港人だと説明した。「茂庭っ湖マラソンは“紅葉と温泉”という外国人ランナーが好む要素が強み」と強調し、沿道での地元住民の応援、給水所での食べ物など台湾人が会員制交流サイト(SNS)などに好意的な口コミを投稿しやすいポイントを紹介。「飯坂町が安全である根拠をきちんと説明しながら、地域ならではの魅力づくりに力を注ぎ、主要都市の大会と差別化を図ることが重要だ」と締めくくった。

福島民報社

最終更新:6/15(木) 10:55
福島民報